2023 Fiscal Year Research-status Report
心房細動アブレーション術後におけるApple watchを応用した新たな抗凝固療法
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22K20857
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
須永 晃弘 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (10812258)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 心房細動 / Apple Watch / 抗凝固薬 |
Outline of Annual Research Achievements |
Apple Watchの適応外使用という理由で、特定臨床研究となり、倫理審査等に時間を要した。適応外使用ということで、安全性に配慮した研究デザインを構築した。具体的には脳梗塞リスクスコアであるCHA2DS2VAScスコアが3点以下という比較的脳梗塞リスクの少ない患者を対象とし、心原性脳梗塞以外の脳梗塞が起こる可能性が考えられる脳梗塞既往の患者を除外とした。また、Apple Watchによる心拍アラートに応じて、抗凝固の内服・中止を患者本人が行うデザインであるが、7日以内に医療機関を受診し、その判断が正しいかどうか医師による確認も行うこととした。これらのことより、一般的なアブレーション後の患者よりも、脳梗塞のリスクを増大させずに出血のリスクを軽減するようなデザインとなった。また患者に混乱が生じないように、今回の試験では、1度心房細動を認めた場合、抗凝固薬は再開することになるが、再度洞調律になった場合も、抗凝固薬は中止としないようなデザインとした。 2023年7月より症例登録開始となり、参加施設9施設すべての施設において登録が行われ、2024年4月目標症例である50例の症例登録が終了した。 登録された年齢は40代から70代と幅があり、デバイス操作が必要な本試験ではあるが、心房細動の罹患率が増えてくる60代以上の患者群も登録されていることは非常に有意義であると考えられる。 現時点で有害事象は発生していない。今後1年間は観察期間となる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
特定臨床研究となり、倫理審査等に時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
今後一年間は観察期間となる。現時点で問題は発生していない。
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Causes of Carryover |
試験開始に時間を要し、研究期間を延長したため
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