2023 Fiscal Year Research-status Report
Production of radionuclides for targeted radionuclide therapy using an electron linear accelerator and evaluation of the efficacy of their radiopharmaceuticals
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22K20880
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
張 宰雄 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教 (50964764)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 標的アイソトープ治療 / 標的アルファ線治療 / 電子リニアック / 電子線形加速器 / アクチニウム225 / ラジウム225 / 銅67 / スカンジウム47 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、電子リニアック(線形加速器)を利用したアクチニウム225の製造効率の分析および想定コストの試算を行った。具体的には、アクチニウム225の親核種であるラジウム225の製造収率をモンテカルロシミュレーションで求め、ターゲットの後処理および分離精製効率を考慮してアクチニウム225の放射能を算定した。従来の製造法(トリウム229のアルファ壊変やトリウム232の核破砕反応)と比べアクチニウム225の製造収率は低いが、加速器やそのターゲットシステムの導入コスト、並びに製造工程における処理コスト等を総合的に評価すると、電子リニアック法のアクチニウム225製造能力・効率は十分であると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
アクチニウム225の原材料であるラジウム226の入手が依然として難航しており、電子リニアック法を用いたアクチニウム225の製造実験に遅延が発生している。
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Strategy for Future Research Activity |
標的アイソトープ治療用核種として期待が高まっている銅67およびスカンジウム47の電子リニアック法による製造効率とコスト評価を行う。また、両核種の製造実験を実施し、計算結果との整合性を調べる。最終的には、研究代表者の所属機関で開発している薬物送達システムを利用して放射性医薬品を合成し、小動物を用いてその薬効を評価する。
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Causes of Carryover |
ラジウム226の入手困難及び年度途中に開始した海外留学により、標的アイソトープ治療用核種の製造実験を実施することができなかった。これにより生じた残額は、非臨床試験用実験動物の購入に充てる予定である。
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Research Products
(3 results)