2023 Fiscal Year Research-status Report
精神科看護におけるケアリングとしての技術力尺度の開発
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22K21130
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Research Institution | Baika Women's University |
Principal Investigator |
高島 佳之 梅花女子大学, 看護保健学部, 助教 (60951647)
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Project Period (FY) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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Keywords | 精神科看護 / ケアリング / ケアリングとしての技術力 / 尺度開発 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、日本語版の看護におけるケアリングとしての技術力尺度を基に「精神科看護におけるケアリングとしての技術力」の尺度を開発することである。この尺度を開発することにより、現任教育の内容の検討と効果の評価が可能になる。高い倫理観に基づいた高度な看護実践ができる精神科看護師の育成に繋がり、患者ケアサービスの質向上に寄与すると考えられる。令和5年度は、精神科病院の看護師約300名に、アンケート調査にてTCCNI-Rを用いて精神科の看護師のケアリングとしての技術力の認識、実践の現状調査の結果の分析を行った。TCCNI-Rについて理解が難しかったところや質問の意味が分からないところについて自由記述の調査の結果の分析を行った。6TH SPUP INTERNATIONAL INTERDISCIPLINARY RESEARCH CONFERENCにて発表した。 文献レビューから精神科におけるケアリングとしての技術力尺度の原案の作成を行った。修正型デルファイ法を用いて、尺度原案の修正を行った。専門家会議にて、尺度原案の内容妥当性ICVI、SCVIを測定し構成概念妥当性を、確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
昨年度、新型コロナウィルスの流行の拡大に伴い精神科病院での調査に時間を要した。今年度は、所属する大学の教員が3名定員のところ1名であり業務多忙のため研究に割ける時間が減少した。アンケート結果は、探索的因子分析により因子構造を明らかにするとともに、尺度の構成概念妥当性を検討するため、確認的因子分析により適合度指標を算出する。内的整合性を検討するため信頼性係数を算出する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
精神科病院の看護師に精神科看護におけるケアリングとしての技術力尺度の信頼性と妥当性の検証をアンケート調査を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルスの感染拡大の影響にて精神科病院での調査が遅れた。アンケート調査費用と、英語論文作成の費用が残ったため。
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