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2022 Fiscal Year Research-status Report

食事エネルギー密度を活用した新たな糖尿病栄養指導法の創出

Research Project

Project/Area Number 22K21202
Research InstitutionNiigata University

Principal Investigator

武田 安永  新潟大学, 医歯学総合病院, 技術職員 (80967026)

Project Period (FY) 2022-08-31 – 2024-03-31
Keywords食事エネルギー密度 / 2型糖尿病 / 栄養指導
Outline of Annual Research Achievements

食事療法は糖尿病の予防治療の根幹を成すが、食生活は患者毎に極めて多様であるため、栄養指導においては個人別の食事内容評価が必須である。食事全体の質を評価する指標として世界的に注目されている「食事エネルギー密度(Energy density; ED)」は、一般住民において、エネルギー摂取量を食品重量で除したEDという指標が、肥満や生活習慣病発症リスクなどと関連があることが報告されている。糖尿病患者におけるEDの意義については、本邦に限らず世界でもほとんど報告されていない。したがって、糖尿病患者におけるEDの意義や臨床代謝指標との関連を明らかにすることができれば、糖尿病患者の新しい食事の指標として栄養指導の現場で活用することができる。
北海道から沖縄まで日本全国の糖尿病専門医を受診中の2型糖尿病患者を対象に標準化された質問紙(食物摂取頻度調査票; FFQg、国際標準化身体活動質問票;
IPAQ)を用いてアンケート調査を約2,500人の対象者に実施した。さらに、当該患者の食事・栄養データだけでなく、身体測定値、検査データ、合併症データ、薬剤処方データなどの複数のデータを突合し、データベースも作成済みである。
今後は、アンケート調査から得られたデータベースからEDと肥満以外も含む臨床代謝指標とEDとの関連を、横断ならびに縦断的に解析を行っていく。これらの結果をまとめ、学会発表及び論文執筆の準備を進める。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

アンケート調査を実施し、データベースを作成した。EDと臨床代謝指標の関連を調査する解析はこれからであるため、研究実施はやや遅れている。

Strategy for Future Research Activity

データベースを用いた解析を行う。まずは、横断的に検討を行い、EDと肥満以外の臨床代謝指標の関連を調査する。さらに、縦断的にEDと肥満を含めた臨床代謝指標の関連の検討を調査し、学会発表、国際誌への論文投稿を行う予定である。

Causes of Carryover

論文完成が前年度末であり、前年度中の論文投稿ができなかったため。また、新型コロナ感染拡大の影響で、現地参加の学会に参加できなかったため。次年度以降の使用計画として、完成した論文投稿費の他、新たな検討により解析、論文化をすすめ、さらなる研究成果の発信のために、論文の英文校閲や論文投稿費、発表のための学会参加に充当することを予定している。

URL: 

Published: 2023-12-25  

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