2023 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Effective Removal Technologies for Microplastics and Nanoplastics in Water Systems
Project/Area Number |
22KF0203
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田中 周平 京都大学, 地球環境学堂, 准教授 (00378811)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OLUWOYE IBUKUN 京都大学, 地球環境学堂, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Keywords | マイクロプラスチック / ナノプラスチック / セラミック膜ろ過 / 布ろ過 / 熱分解GC-MS |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では水系におけるマイクロプラスチック、ナノプラスチックの効率的除去技術を開発することを主目的とした。具体的には、下水二次処理水中の300umよりも小さなマイクロプラスチックおよびナノプラスチックを対象とし、布ろ過の技術開発を行った。300umから10umの粒子についてはLDIRにより粒径の計測および成分の同定を行った。10um未満の粒子については熱分解GC-MSを改良し、有効な前処理方法を組み合わせることで分析を行った。主に試料採取を共同で行い、他の博士課程学生と共同で開発した熱分解GC-MSによる微小粒子の分析方法をIbukun研究員が体得し、当該研究員自らがLDIR、熱分解GC-MSを操作して試料中のプラスチックについて詳細な分析を行った。 共同研究の結果、特別に設計された布製膜システムは、比較的高い透過性と低い膜貫通圧(TMP)を示すことが示された。精密ろ過(MF)と限外ろ過(UF)は、小型のマイクロプラスチックの高い除去効率を示していたが、これらのシステムで遭遇するTMPと低フラックスは、運用コストが高く、大容量の廃水施設では効果が低くなる。一方で重力駆動の布製膜システムは運用コストが低く、大容量の廃水施設で比較的効果的であることが示された。共同研究の成果は、Pilot-scale performance of gravity-driven ultra-high flux fabric membrane systems for removing small-sized microplastics in wastewater treatment plant effluentsとしてまとめられ、現在、査読中である。短期間ではあったが、実下水処理場内にパイロットスケールの施設を設置し、布膜ろ過の実験を行うことができた。
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