2022 Fiscal Year Annual Research Report
A Study of the Phonology and Lexicon of Ryūkyūan Languages Based Upon Western and Missionary Works
Project/Area Number |
21F21303
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
岸本 恵実 大阪大学, 大学院人文学研究科(人文学専攻、芸術学専攻、日本学専攻), 教授 (50324877)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ORLANDI GIORGIO 大阪大学, 人文学研究科, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2021-09-28 – 2024-03-31
|
Keywords | 琉球語 / 琉球諸語 / 宣教に伴う言語学 / エドキンズ |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度の実績は以下(1)~(4)の通りである。 (1)琉球諸語と南九州の語彙比較 琉球諸語と南九州の海洋関係語彙を各種文献から収集、分析したうえで、語彙の面から琉球諸語と南九州方言との類似性を検討した。 (2)ロンドン伝道協会宣教師ジョゼフ・エドキンズ(1823-1905)による日本語研究の再評価 エドキンズは中国語研究者としては知られていたが、日本語研究についてはアーネスト・サトウに批判されて以来、ほとんど顧みられてこなかった。エドキンズの日本語研究は確かに誤りが少なくないが、タ行音の子音、日本漢字音の呉音・漢音についてなど、今日通説となっているいくつかの説を中国語の知識に基づきすでに唱えていたことを、初めて明らかにした。 (3)近代のカトリック宣教師の琉球語研究 幕末琉球に滞在したパリ外国宣教会宣教師のフュレらによる琉球語研究を分析し、その特徴を考察した。 (4)2つのワークショップの企画 英語によるワークショップ「Exploring Language Diversity in Japan How Philological and Linguistic Analysis Can Work Together」「The Origin and Spread of the Japonic Languages: Putting Together Linguistics, Genomics and Archaeology」を企画し、琉球諸語だけでなく、日本語・アイヌ語などの専門家間の研究交流に貢献した。
|
Research Progress Status |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
|
Research Products
(5 results)