2021 Fiscal Year Annual Research Report
The Future Challenges of the Antarctic Legal Regime: An Iranian and Interdisciplinary perspective
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21F20009
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
柴田 明穂 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (00273954)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MADANI SEYED ZIAEDDIN 神戸大学, 国際協力研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2021-11-18 – 2024-03-31
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Keywords | 国際法 / 南極条約 / 気候変動 / イラン |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、受入教員が主導する国際共同研究プロジェクト「南極条約体制の強靭性」に、マダニ研究員はその主要メンバーとして参画し、イランをその代表例として、南極条約非締約国から見た現行南極条約体制の正当性について検討を行う研究である。 初年度のとなる2021年度(2021年11月から)においては新型コロナ禍の影響もあり学外での調査研究は限定的とならざるをえなかった。まず受入研究者が主催する2つのハイブリッド国際シンポジウム、2021年11月18-19日南極研究科学委員会(SCAR)人社系学術国際会議(SC-HASS)及び11月20-22日第14回極域法国際シンポジウム(PLS)において企画・運営委員を務めるとともに、SC-HASSでは「南極法体系における環境ガバナンスのための組織的挑戦」と題する研究報告を行い、研究報告に基づき、受入教員との共著論文の作成に着手した。 日本の南極観測活動の歴史や海洋調査活動等を見聞するために、東京海洋大学、北海道大学などにおいて南極研究者との意見交換を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
神戸大学でハイブリッド開催された世界的な南極学術会合において研究報告を行い、その内容を共著論文として仕立てあげる研究が進んだ。日本の南極観測研究の歴史や現状を体験することができた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き、受入教員が主導する国際共同研究プロジェクト「南極条約体制の強靭性」に積極的に関与し、気候変動下における南極条約体制のレジリエンスにつき、共著論文をまとめ投稿する。受入教員の示唆も踏まえて、比較対象としての北極における国際法制度の研究にも着手する。
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Research Products
(3 results)