2022 Fiscal Year Annual Research Report
program proposal and identification of connection defects in fabricated structures using real earthquake records
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21F21790
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku Institute of Technology |
Principal Investigator |
薛 松濤 東北工業大学, 建築学部, 教授 (70236107)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
ZHANG XUAN 東北工業大学, 建築学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2021-11-18 – 2024-03-31
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Keywords | 地震応答解析 / 実地震記録 / 実構造物 / 誤差評価法 |
Outline of Annual Research Achievements |
組み立て構造物の地震応答解析プログラムを作成し、将来起こり得る地震の応答を予測することは本研究の目的であり、本年度は特に次のような研究成果が得られた。 1、前年度で作成した解析モデルの詳細なパラメータ設定を変え、実測した12の地震波(2022年3月16日起きた大地震を含む)を入力し、得られた応答と実測応答値を比較してかなり精度の良い計算結果が得られた。最大誤差が50%ほどとなり、実地震波を用いた研究ではそれほど多くない。よって計算方法は確立できたと言えよう。 2、上記の12の地震波による応答を解析し、50%の誤差に抑えることができたが、その誤差をどのように評価するかについて検討し、約4通りの方法を提案し、計算した。現在はその内最適なものを探っている途中である。 一部の研究成果を2022年9月日本建築学会大会及び12月東アジア構造モニタリングシステムワークショップで公表し(DOI付き)、そして現在も論文を作成している途中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
1、プログラムの作成が終わっていて、そのパラメータの調整もほぼ終わっている。 2、12個の実地震に対して計算結果と実測結果の誤差の最大は50%で、実地震と実構造においてはよい結果となっている。 3、研究成果の公表も行い、順調に進展していると言える。
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Strategy for Future Research Activity |
1、4通りの誤差の評価法を提案したが、最適なものを提案したい。 2、本研究グループの他のチームが現在開発中のカメラによる実地震時の実構造物の変位を測定するシステムを開発の途中であるが、本研究の計算モデルでの変位計算結果がカメラシステムとの比較を行いたい。 3、約2編の論文を投稿したい。
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