2022 Fiscal Year Annual Research Report
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22J23281
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
黒田 直生人 東北大学, 医学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2022-04-22 – 2025-03-31
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Keywords | HFO / phase-amplitude coupling / MI: modulation index / intracranial EEG |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度においては、3施設すべてにおける脳波データ、画像データの取得と、脳波データのプレプロセシング、画像データから各患者における頭蓋内脳波電極位置の同定、それらを標準脳に変換するという作業を行い、データを解析可能な状態に加工した。また、切除領域内かその外かを同定するために、術後MRIも取得しそれらの同定も行った。さらに、臨床情報の取得も行うことで、多変量解析などに必要な情報を整理した。 加えて、既に用意してあるウェイン州立大学の135例のデータを用いて、以前報告したてんかん原性バイオマーカーと比べて、更なる精度の高いてんかん原性領域のバイオマーカーの同定に努めた。具体的には、HFOやMIの時間的変化や、周囲の電極と比較しての空間的な変動度が、てんかん原性領域を示唆する可能性があると考え、それらを用いた、てんかん外科術後予後予測モデルを用いることで、従来用いていた単なる電極におけるHFOやMIの値よりも精度が高い可能性を示唆する結果となり、これらの成果は、2022年12月にNashvilleで行われたAmerican Epilepsy Society Annual Meetingでポスター発表し、質問などを受け有意義なFeedbackを受けた。 また、術中の頭蓋内電極データによる予後予測を行うために、術中脳波に関しても上記と同様の過程を行い、データのプレプロセシングを行った。術中脳波においては、麻酔条件によっても所見が異なるため、麻酔条件の違いでも見る必要が有ることを確認した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
上記研究実績の概要に記した通り、解析の前段階まで到達しており、おおむね順調に進展していると考えられる。予期していなかったこととしては、自分の研究では異なる3施設のデータを扱うが、施設によって詳細な情報や画像データの撮像の仕方などの細かい設定が異なり、それを処理するうえで、施設データごとでの対応が求められたため、その部分は予想していたより時間がかかった。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、上記のデータを用いて解析を行っていく予定。特に、解析は仮説に基いて行っていくが、解析の処理の細かい方法やパラメータの設定に関しても、様々な方法が考えられるため、学会などで収集した知識を基に行っていく予定。場合によっては、他の研究者の協力を仰ぎ、よりよいモデルを作成する予定。
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[Presentation] Sevoflurane-induced High-frequency Oscillations Display Congruent Effective and Anatomical Connectivity During Surgery.2022
Author(s)
Firestone E, Sonoda M, Jeong JW, Kuroda N, Sakakura K, Wada K, Takayama Y, Iijima, K, Iwasaki M, Miyazaki T, Asano E.
Organizer
American Epilepsy Society 2022 Annual Meeting
Int'l Joint Research
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