2023 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
22KJ0440
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
趙 彦杰 筑波大学, 生命環境系, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Keywords | きのこ、菌株、持続型ウイルス |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度はアガロースゲル電気泳動方法 (AGE)およびdsRNA シーケンシング(FLDS法)を組み合わせた方法を用いて、担子菌類のウイルススクリーニングに成功した。今年度は上記確立した方法でチャワンタケ (子嚢菌類)の57分離株からウイルススクリーニングを実施した。その結果、 5株はウイルスを保持することが解明した。さらに、FLDS法を用いて、ウイルス保持株からゲノム配列を取得した。それらのゲノム配列を分子進化学的に解析して、2種の二本鎖RNA(dsRNA)ウイルス(Quadrivirus 1種、Partitivius 1種)、5種のプラスセンス一本鎖RNA(+ssRNA)ウイルス (Mitovirus 3種、Endornavirus 1種、Virgavirus 1種)は全て新種であり、またすべての宿主は初めてマイコウイルスに感染することがわかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究では、自然界生態系における「宿主と共生するウイルス」の真の多様性を解明することを目的としている。2023年度は子嚢菌57分離株からウイルススクリーニングより新規ウイルスを発見することに成功した。投稿論文としてデータ発表も行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2023年度のウイルス探索の結果からスギ黒点枝枯病菌であるStromatinia cryptomeriaeの3株に2株でもStroMV1に感染するが確認出来た。S. cryptomeriaeはサンプリングしやすいの特徴であるため、今後はこの菌種に注目して、環境中におけるウイルスの機能に進む予定である。
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Causes of Carryover |
サンプルのシーケンス解読したかったですが、期限内サンプル調製が間に合わなかったので、次年度の使用になります。
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Research Products
(3 results)