2021 Fiscal Year Annual Research Report
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21J20735
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
佐藤 陽太郎 東京大学, 理学系研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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Keywords | アノマリー / 双対性 / ソリトン |
Outline of Annual Research Achievements |
Seiberg-Witten理論の立場からWitten anomalyについての理解を深めた。Witten anomaly cancellationとworldsheet CFTの条件の間の関係性の一部を明らかにした。この結果をStrings and Fields 2021にて発表した。 その結果を踏まえ、M理論及びtype IIA理論のアノマリーとソリトンの間の関係性を見出し、新たな種類のM理論のコンパクト化への制限を与えた。 Heterotic理論のモノドロミー行列の整数性を課すことにより、IIA-Het双対真空における条件を貸すことができた。この制限は同時に、K3-fibred CY3に対する制限にもなっており、幾何学側へのアウトプットを期待できる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の目的であるIIA-Het双対性の分類においては、数値計算などの手法を用いることにより進めることができている。さらに、M理論におけるソリトンの研究においてアノマリーに対する理解を深め、新たな分類手法につなげることが期待される。
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Strategy for Future Research Activity |
M理論及びIIA理論のアノマリーについてより深く調べていくと同時に、Hetero双対のモノドロミーからくる制限についても詳しく調べていく。その二つを合わせ、弦理論の真空についてのよりシャープな制限がかけられるようになることが期待される。
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