2022 Fiscal Year Annual Research Report
衛星からの多色光学観測を用いたオーロラ降下電子エネルギーの広域特性の解明
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21J20254
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
南條 壮汰 電気通信大学, 情報理工学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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Keywords | オーロラ / デジタルカメラ / 光学観測 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度は9月にノルウェー・トロムソのRamfjordmoen観測所に出張し、日本で開発した観測器(カメラおよび制御用PC)を設置した。 観測器は、昨年度開発した Tromsoe AI (https://tromsoe-ai.cei.uec.ac.jp/)においてオーロラの出現を検知した時間にのみオーロラの撮像を行うよう設計したが、概ね設計通りに動作している。 観測画像のクイックルック版は次の URL で公開している:https://tromsoe-ai.cei.uec.ac.jp/#/BurstObservationList また、Tromsø AI のサービス内容、過去の観測データから得られたオーロラの出現率の統計的な傾向を記した査読付き論文を出版した。https://doi.org/10.1038/s41598-022-11686-8
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
観測システムが所望通りに動作し、データの蓄積が行えているため。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の最終的な目標は、デジカメと EISCAT UHF レーダーの両方で同じオーロラを観測することであるが、2021年度、2022年度ともに天候に恵まれずそのような観測が行えていないため、2023年度は観測機会に恵まれることを望んでいる。また、Ramfjordmoen観測所には、オーロラの明るさを示す物理量であるレイリー値を多波長で計測しているフォトメータもあるため、デジカメの記録するオーロラの色の値がレイリー値と比べどのように対応するか or しないか調査する予定である。
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Research Products
(6 results)