2022 Fiscal Year Annual Research Report
新規人工プロテアーゼペプチドの創製と創薬標的タンパク質分解誘導への応用
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22J14226
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
安東 丈洋 山梨大学, 医工農学総合教育部, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2022-04-22 – 2024-03-31
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Keywords | プロテアーゼ / タンパク質分解誘導 / Directed evolution / SELEX / PUREシステム / mRNAディスプレイ / in vitro virus / 遺伝暗号拡張技術 |
Outline of Annual Research Achievements |
新規人工プロテアーゼペプチドの創製と創薬標的タンパク質分解誘導への応用に利用するモデル標的タンパク質結合ペプチドとして、新規PD-L1結合環状Nアルキルペプチド化合物のSELEXスクリーニングを行なった。具体的には、大腸菌由来の再構成型のin vitro転写・翻訳共役システム(Protein synthesis Using Recombinant Elememts system, PUREシステム)と遺伝暗号拡張技術(genetic code expansion)とin vitro virus (mRNAディスプレイ)法を用いて調製した数兆種類のライブラリーからの分子進化工学的スクリーニングSELEX(Systematic Evolution of Ligands by EXponential enrichment)法を用いて、PD-L1に結合する新規非天然型環状Nアルキルペプチド化合物を同定することに成功した。また、同定した新規PD-L1結合環状Nアルキルペプチド化合物が、PD-1/PD-L1間相互作用を阻害すること、PD-L1発現細胞DU145依存的なPD-1発現細胞JurkatによるIL-2産生抑制活性をアンタゴナイズすること、DU145依存的なJurkatのアポトーシスを阻害することも発見した。 本研究成果は、日本農芸化学会2023年度大会および第74回日本生物工学会大会、第74回日本細胞生物学会の学会で成果発表を行なっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
大腸菌由来の再構成型のin vitro転写・翻訳共役システム(Protein synthesis Using Recombinant Elememts system, PUREシステム)と遺伝暗号拡張技術(genetic code expansion)とin vitro virus (mRNAディスプレイ)法を用いて調製した数兆種類のライブラリーからの分子進化工学的スクリーニングSELEX法を用いて、PD-L1に結合する新規非天然型環状Nアルキルペプチド化合物を同定することに成功したため。また、同定した新規PD-L1結合環状Nアルキルペプチド化合物が、PD-1/PD-L1間相互作用を阻害すること、PD-L1発現細胞DU145依存的なPD-1発現細胞JurkatによるIL-2産生抑制活性をアンタゴナイズすること、DU145依存的なJurkatのアポトーシスを阻害することも発見したため。 そして、本研究成果は、日本農芸化学会2023年度大会および第74回日本生物工学会大会、第74回日本細胞生物学会の学会で成果発表を行なっているため。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに、大腸菌由来の再構成型のin vitro転写・翻訳共役システム(Protein synthesis Using Recombinant Elememts system, PUREシステム)と遺伝暗号拡張技術(genetic code expansion)とin vitro virus (mRNAディスプレイ)法を用いて調製した数兆種類のライブラリーからの分子進化工学的スクリーニングSELEX法を用いて、PD-L1に結合する新規非天然型環状Nアルキルペプチド化合物を同定することに成功した。また、同定した新規PD-L1結合環状Nアルキルペプチド化合物が、PD-1/PD-L1間相互作用を阻害すること、PD-L1発現細胞DU145依存的なPD-1発現細胞JurkatによるIL-2産生抑制活性をアンタゴナイズすること、DU145依存的なJurkatのアポトーシスを阻害することも発見した。そこで今後は、SELEXスクリーニングで同定した新規PD-L1結合環状Nアルキルペプチド化合物をモデル標的タンパク質結合ペプチドとして、新規人工プロテアーゼペプチドの創製と創薬標的タンパク質分解誘導への応用していく予定である。
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Research Products
(6 results)