2021 Fiscal Year Annual Research Report
非侵襲的膵β細胞イメージング法による糖尿病の病態解明およびその応用
Project/Area Number |
21J22297
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
吉治 智志 京都大学, 医学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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Keywords | 糖尿病 / 非侵襲的膵β細胞イメージング |
Outline of Annual Research Achievements |
生体においてインスリンを分泌する唯一の細胞である膵β細胞の減少は, 糖尿病の発症・進行において中心的役割を果たす. しかしながら, これまでの膵β細胞量の主な評価方法は, 摘出膵標本を用いた横断的評価に限られ, 生体での経時的な評価は困難であった. そのため, 生体での膵 β 細胞量の実際の経時的変化は依然不明であり , 膵 β 細胞量変化と膵 β 細胞機能や耐糖能の関係も未解明の点が多く残る. 本研究では, 膵β細胞に高発現するGLP-1受容体を標的とする放射性同位元素標識プローブを使用した非侵襲的膵β細胞イメージングを用いて, 2型糖尿病の糖尿病発症・進行過程における膵β細胞量の変化, およびその病態との関連を明らかにすることを目的とする.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
非侵襲的膵β細胞イメージング実施にあたっての事前検討として, 実験に用いる2型糖尿病モデルマウスの糖尿病発症・進行過程における病態変化の検討を行っている. 具体的な検討内容としては, 比較的緩やかに糖尿病を発症するモデルマウスを, 脂肪食負荷群とコントロール食群の2群に分け, 4週齢から16週齢まで, 体重および随時血糖値の評価や, 経口ブドウ糖負荷試験 (OGTT)での耐糖能評価を実施し, 糖尿病発症・進行を反映すると考えられる各指標の評価を実施する計画であり, 順調に進めている. 2022年度も引き続き, これらの評価を継続して行う.
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は, 非侵襲的膵β細胞イメージング実施にあたり必要な検討を行った. 2022年度も継続して検証を進めていく.
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