2023 Fiscal Year Annual Research Report
アポリポタンパク質及びOX40アゴニスト抗体を用いた新規免疫療法の開発
Project/Area Number |
22KJ2177
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石橋 亜衣里 大阪大学, 医学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2024-03-31
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Keywords | 免疫 / 腫瘍免疫 / 腸管免疫 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、本研究課題の最終年度であったが予定通りの進捗が見込めた。申請者は2023年3月に学位を取得した為、今年度は学振特別研究員PDに切り換えを行い引き続き研究課題を遂行した。学位取得に伴い、現受け入れ研究者である同研究科 免疫制御学教室 竹田潔教授へと受け入れ研究者を変更した。竹田教授が開催する研究室は研究室発足当初より免疫学の分野で大きな成果をあげている研究室であるため、本研究課題でより詳しい解析が必要であった腫瘍内への免疫細胞の浸潤に関する詳細な解析を行うことができた。その結果として、今年度の予定の一つであった本研究成果の論文発表に関して、査読者からの重大な質問及び修正依頼のいくつかに納得のいく形で返答することができた。未だ論文採択には至っていないが、この後は比較的速やかに採択されることが予想される為、今年度で本研究課題は終了するものの、引き続き論文採択に向けての取り組みは継続する予定である。また、申請者は来年度より竹田教授を受け入れ研究者として新たに学振特別研究員PDに採用されており、既に並行して来年度からの研究課題に関する研究活動を行っている。今年度はその新規研究課題に関連する論文2報を共著者として発表した(Taniguchi M, …, Ishibashi A et al.Mucosal Immnol. 2023)(Nakatani A, …, Ishibashi A et al. 2023)。更に新規研究課題内容について、ドイツでの研究室訪問及び学会でのポスター発表を行った。研究遂行に差し障りのない程度に並行して行った新規課題研究に関する発表や国際交流によって、今年度の本研究の主要目的である免疫学分野の知識を取り入れ本研究をより発展させ理解を深めることを充分に達成した。
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Research Products
(3 results)