2023 Fiscal Year Research-status Report
Research and Development of IoT System to Extract Interaction between Users
Project/Area Number |
22KJ2186
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Allocation Type | Multi-year Fund |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
山口 隼平 大阪大学, 情報科学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2023-03-08 – 2025-03-31
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Keywords | IoT / センサネットワーク / コラボレーション / 協調学習 / ウェブサービス / ハイフレックス / Ultra Wide Band / 無線位置測位 |
Outline of Annual Research Achievements |
分析専門家にとってのアクセシビリティを考慮したIoTシステムやオフライン環境のみならずオンライン環境を交えたハイブリッド型のインタラクションに関する研究を行い、査読付き国際学会で1件、国内学会で1件の発表を行った。当該研究成果は、当初の年次計画において令和4年度に予定していた「無線通信機能を有するIoTデバイス群の設計および実装」の一部に相当する。国際会議では自身の発表を通じて、インタラクション分析にIoTシステムを広く展開するうえで従来の定性的なインタラクション分析においてキーとされてきた言語データを同時収集すること、分析専門家らがIoTシステムを容易に導入することができるよう民生デバイスを用いることが求められるという知見を得た。国内学会では、遠隔地にあるIoTデバイス同士を光ファイバ無線で接続することで低遅延かつ高精度な遠隔地同士のインタラクションを抽出するIoTシステムについて発表を行った。 加えて、インタラクション分析をサポートしうる一技術としてUltra Wide Band (UWB) を用いた高精度位置測位についての研究を行い、国内学会で4件の発表を、国際会議に向けて1件の投稿を行った。当該研究成果は、当初の年次計画において令和5年度に予定していた「ユーザや作業環境に関するセンサ情報の抽出および可視化」の一部に相当する。上記の研究発表を通じて、従来の設置コストの高いデバイスを配置することなく低遅延かつ高精度な位置測位を達成する手法を提案した。本技術をインタラクション環境に導入することで人や物体のトラッキングを通じたインタラクションの容易な分析を実現することができると考えられる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画の変更やアップデートはあるものの、プロジェクト全体として各研究項目が達成されつつあるため。
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Strategy for Future Research Activity |
令和6年度では、当初予定していたIoTデバイス群の設計・実装をスマートフォンで代替して実現することとし、研究計画として掲げていた「無線通信機能を有するIoTデバイス群の設計および実装」を民生デバイスで達成すると同時に「学習科学の知見に基づいたシステムの改良及び完成」を目指す。研究方針の変更にあたっては、報告者が令和5年度に参加した国際会議International Conference on Quantitative Ethnographyでのディスカッションが大きく影響している。会議でのディスカッションを通じて、インタラクション分析への応用を図るうえでシステムのアクセシビリティを高めることが不可欠であること、オリジナルのデバイスではなく既に出回っているデバイスでの実装がシステム展開の観点で求められることを学んだ。上記の要件を満たすべくスマートフォンでのアプリケーション実装を通じて上記の計画を達成する。学習科学の知見に基づいたシステムの改良では、Human-Centred Computingを専門とするコペンハーゲン大学のDaniel Spikol准教授とディスカッションを行いながら学習分析をサポートするIoTシステムの完成を目指す。
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Causes of Carryover |
令和6年度4月から9月までコペンハーゲン大学での研究留学を控えており留学上必要な予算を令和5年度に前倒しで申請した結果としてその一部が次年度使用額となった。当該使用額および令和6年度の予算は主に滞在先で研究遂行上必要となるものに充てる予定である。
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Research Products
(9 results)