2022 Fiscal Year Annual Research Report
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21J22507
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
李 寛雨 九州大学, 生物資源環境科学府, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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Keywords | pentagalloylglucose / 神経新生 / 脳機能 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、加水分解型タンニンであるペンタガロイルグルコース (PGG) の新しい機能性である脳機能調節作用についてメカニズム研究を行い、 加水分解型タンニンの生体センシング機構として考えるYの研究を着目している。Y遺伝子をノックアウトさせた腸上皮モデル細胞Caco-2を用いて、ヒト神経芽細胞腫SH-SY5Yと共培養条件でのPGGにおける神経活性化効果をキャンセルすることを発見した。また、加水分解型タンニンによる生体内レベルでの研究を行うため、Y遺伝子を全身ノックアウトさせたC57BL/6Jマウスを構築し、そのマウスの個体数を増やしている。さらに、以前の研究で発見したPGGにより変動するX因子を実際にPGGの脳機能調節作用に関与しているかを検討するため、PGG投与と同時にX因子を中和させ、PGGによる神経細胞及びマウスの脳機能調節作用をキャンセルすることを発見した。今後はYノックアウトマウスを用いて生体内で、PGGのYを介した脳機能調節作用及び因子Xの発現量変動がY遺伝子ノックアウトによりキャンセルされるか検証する。 また、Yに結合した他の加水分解型タンニンをPGGの実験条件下で研究を行い、Yが加水分解型タンニンの重要な生体センシング機構であることを証明する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究実績の概要に示した通り、現在までにPGGによる脳機能調節作用のメカニズムに関与するX因子に対する具体的なメカニズム究明、Yノックアウト細胞を用いたPGGの神経活性化キャンセル作用、Yノックアウトマウス構築などにおいて具体的な成果が出ている。
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Strategy for Future Research Activity |
PGGのYを介した脳機能調節作用及び因子Xの発現量変動がY遺伝子ノックアウトによりキャンセルされるか検証する。Y遺伝子ノックアウトマウスを用いてPGGとYに結合した他の加水分解型タンニンの作用を検討することでYが加水分解型タンニンの生体センシング機構であることを明らかにする。
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Research Products
(4 results)