2021 Fiscal Year Annual Research Report
神経振動異常と言語性幻聴の因果関係:聴覚訓練とニューロフィードバックによる検討
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21J40073
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
光藤 崇子 九州大学, 医学研究院, 特別研究員(RPD)
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Project Period (FY) |
2021-04-28 – 2024-03-31
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Keywords | ニューロフィードバック / 聴覚注意課題 / γオシレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は健常者31名を対象としてクリック音を40 Hzの頻度で連続呈示する音刺激と、40 Hzよりも僅かに多い頻度で連続呈示する音刺激を9:1の割合で呈示し、後者の刺激を検出する課題を行った。40 Hzと42 Hzの刺激を用いた弁別課題を行う際に、40 Hzクリック刺激に対するγオシレーションの刺激同期度がそれらの刺激を受動聴取している時よりも高くなることを確かめた。また、周波数弁別課題を実施したなかで課題成績の低かった参加者3名に対して1日1時間の訓練セッションを2週間の間に5回実施するトレーニング行い、最終セッションで脳波を測定し、刺激同期度が下がっているかを確認した。さらに、1週間後に課題中の脳波を測定しその効果が持続しているかを確かめた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
健常者31名を対象に聴覚注意課題を実施できた。また、注意の効果の持続を確認するためのトレーニング課題を3名の実験群と1名の対照群に対して実施できた。
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Strategy for Future Research Activity |
統合失調症を対象とした聴覚注意課題を実施する。異なる周波数帯域を刺激とした周波数弁別課題を実施する。
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Research Products
(7 results)