2022 Fiscal Year Research-status Report
Translatome responses to extreme sleep rhythms and neuronal integration
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22KK0106
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
谷本 拓 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (70714955)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
市之瀬 敏晴 東北大学, 学際科学フロンティア研究所, 助教 (20774748)
山方 恒宏 東北大学, 生命科学研究科, 准教授 (50716248)
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Project Period (FY) |
2022-10-07 – 2026-03-31
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Keywords | 翻訳制御 / ストレス応答 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、ショウジョウバエを超短周期(90分周期)の極限明暗リズムに暴露し、細胞種特異的な比較トランスラトーム・トランスクリプトーム解析を行うことで、翻訳効率が変化するタンパク質群を解明する。ハエ頭部の神経細胞とグリア細胞からそれぞれ翻訳中のmRNAを回収し、極限明暗リズムがそれぞれの細胞のトランスラトームに与える影響をプロファイリングする。これにより、慢性的な睡眠ストレスと睡眠の断片化に伴う転写・翻訳活性の変化を理解する。 今年度は、共同研究者であるChang Liu博士(Shenzhen Institutes of Advanced Technology, Chinese Academy of Sciences)の研究室で実施予定の実験について、翻訳活性の測定法の確立に向けた予備実験を行った。具体的には、細胞種特異的な比較トランスラトーム・トランスクリプトーム解析のため、翻訳活性を定量するタイミングやトランスジーンの選択、リボソーム複合体の免疫沈降による回収などの最適な実験条件を検討した。最適化した条件を用いて、神経細胞とグリア細胞からそれぞれ翻訳中のmRNA断片を回収し、当該細胞のトランスクリプトームと対応させて翻訳活性を測定することにより、各細胞種に特徴的な遺伝子群を同定した。また、次年度以降の現地での実験実施に向けて、共同研究先でのmRNAサンプル調整に要するセットアップについても検討を進めた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度の目標をおおむね達成し、着実に研究成果が得られている。
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Strategy for Future Research Activity |
共同研究先でのリボソームプロファイリングのためのセットアップ整備に加えて、ショウジョウバエの覚醒・睡眠を測定するDrosophila activity monitor (DAM)システムを拡充する。並行して、実験に用いる遺伝子改変ショウジョウバエの作成を進める。
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Causes of Carryover |
覚醒・睡眠測定DAMシステムおよび次世代シーケンス解析用のセットアップについて、想定よりも大規模な拡充が必要となったため、次年度の実験系整備に向けた備品・消耗品に使用する。
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Research Products
(3 results)