2015 Fiscal Year Annual Research Report
磁気微粒子合成オルガネラの再構築による有用物質生産磁性細菌の創製
Project/Area Number |
23226016
|
Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
松永 是 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 学長 (10134834)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新垣 篤史 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10367154)
吉野 知子 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (30409750)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | 応用微生物 / ゲノム / 組織・細胞 / 生体機能利用 / バイオテクノロジー |
Outline of Annual Research Achievements |
磁性細菌は、マグネトソームと呼ばれる細胞内オルガネラの中で、単結晶の酸化鉄から成る磁気微粒子を合成する細菌である。これまでの研究において、磁性細菌Magnetospirillum magneticum AMB-1株のマグネトソーム形成に必要な遺伝子群とそれらがコードするタンパク質群の機能と細胞内局在を明らかにし、また大規模遺伝子領域の作製法と細菌への導入方法を確立した。本年度は、マグネトソーム合成関連遺伝子を導入した細菌におけるマグネトソーム形成能の評価を行った。マグネトソーム形成能を欠損したAMB-1株において、プラスミドとして導入したマグネトソーム合成関連遺伝子群が、ゲノムに挿入されることを明らかにした。この株における各遺伝子の発現を確認し、遺伝子の再導入によりマグネトソームの再構築が可能なことを示した。また、マグネトソーム合成関連遺伝子群を導入した大腸菌内において、マグネトソーム構造が形成されていることを確認し、進化的に大きく離れた異種細菌においてもマグネトソーム形成能を付与できる可能性を示した。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|