2011 Fiscal Year Annual Research Report
極小センサノードを用いたリアルタイム3次元モデリングインタフェースiClay
Project/Area Number |
23240015
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
橋本 昌宜 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (80335207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 雄一 大阪大学, 情報科学研究科, 准教授 (40359857)
廣瀬 哲也 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (70396315)
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Keywords | 3次元モデリング / センサネットワーク / リアルタイムモデリング / 極小センサノード |
Research Abstract |
本研究では、3年の研究期間内に体積が1立方mm級のセンサノードを開発し、これを多量に埋め込んだ実世界オブジェクトを変形させることで、直感的かつ容易に3次元形状をリアルタイムモデリング可能な実世界指向ユーザインタフェースiClayを提案し、その有効性を被験者実験などにより実証するとともに様々な分野への応用を検討する。 上記の目標を達成するため、平成23年度は、iClayの基本設計を進めた。高い3次元物体認識能力、リアルタイム性を実現する認識能力、ならびに使用容易性を達成するために必要な、1)センサノードの位置取得方法、2)センサノードへのエネルギー供給方法、3)センサノードとホストPC間の通信方法ならびに4)iClayに適した粘土の選定に着手した。 1)センサノード位置取得方法として、ノード電極間の結合容量に注目し、その距離による値の変化を伝送パルス振幅で推定する手法を考えた。電磁界シミュレーション、ならびに実機による評価により、その実用性の評価を進めている。また、間欠的なパルス振幅測定に適した非同期アナログデジタル変換回路を開発した。 2)センサノードへのエネルギー供給方法として、磁界による電力伝送を考え、その効率的な差動型整流回路を考案した。逆流電流を53.3%削減することにより、高出力電圧領域において整流回路の変換効率を10%程度改善した。 3)センサノードとホストPC間の通信方法として、パルス型ウルトラワイドバンドに着目し、その実現可能性を超小型アンテナ性能の観点から評価している。 4)iClayに適した粘土として、可塑性と耐久性に優れた樹脂粘土を選定し、その基本特性として誘電率を測定した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
研究計画通りに、研究項目に着手し、大きなサプライズなく検討が進んでいるため。
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Strategy for Future Research Activity |
センサノード位置取得方法、センサノードへのエネルギー供給方法、センサノードとホストPC間の通信方法が本研究課題成功の鍵で有り、24年度にめどをつけて、試作機製作へ展開する。
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Research Products
(2 results)