2015 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23242042
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
冨谷 至 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (70127108)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
Wittern C. 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (20333560)
古勝 隆一 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (40303903)
伊藤 孝夫 京都大学, 法学(政治学)研究科(研究院), 教授 (50213046)
宮宅 潔 京都大学, 人文科学研究所, 准教授 (80333219)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 犯罪 / 礼的秩序 / 法的秩序 / 東洋学の国際化 / 法律 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度2015年は当該科研(基盤A:東アジアにおける犯罪と社会」)の最終年度にあたる。各分担者の本年度の発表論文は、別掲するが、代表者冨谷は、五年にわたる国際研究の成果として、『漢唐法制史研究』(創文社)を出版した。その内容は、漢から唐におよぶ中国古代、中世の法律・刑罰そして犯罪の制度史的総合研究であり、とくにその犯罪にかんしては、当該科研による成果である。 シンポジウムについては、毎年ヨーロッパかアジアで交互に開催してきたが、本年度は、3月23日、24日の二日にわたって、人文科学研究所で“Crime and Society in East Asia" というテーマで開催した。当該研究をすすめるうえで、学術交流協定を締結した中国政法大学、ドイツミュンスター大学からの研究協力者8名を迎え、また日本からの6名、合計14名がこれまでの研究成果を報告した。発表者の他に、中国、台湾、日本の若手研究者の参加も含めて、二日にわたって延べ40名ほどがこのシンポジウムに加わった。また昨年3月中国北京で開催した"Crime and Society in Eeast Asia ―― A Comparison Between the East and the West" の報告集を作成した。 一般への研究成果還元にかんしては、代表者冨谷が『中華帝国のジレンマ――礼的思想と法的秩序』(筑摩書房 2016年2月)に出版し、現代につながる中国の礼と法の問題を提示した。 英文の語彙のデータベース化は、最終年の今年度として、『礼記』のなかの礼、法にかんする用語、構文のマークアップして日英対照語彙集が、ほぼ9割の完成を見た。この作業は次年度での継続して完成した上で、公開する。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)