2015 Fiscal Year Annual Research Report
ローカル・センシティヴなジェンダー地理学とグローバル・ネットワークの構築
Project/Area Number |
23242053
|
Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
熊谷 圭知 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (80153344)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大城 直樹 明治大学, 文学部, 教授 (00274407)
倉光 ミナ子 天理大学, 国際学部, 准教授 (10361817)
森 正人 三重大学, 人文学部, 准教授 (10372541)
森本 泉 明治学院大学, 国際学部, 教授 (20339576)
関村 オリエ 群馬県立女子大学, 文学部, 准教授 (70572478)
福田 珠己 大阪府立大学, 人間社会学部, 教授 (80285311)
寄藤 晶子 福岡女学院大学, 人文学部, 准教授 (80440551)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
|
Keywords | ジェンダー / 場所 / グローバル / ローカル / ネットワーク / 文化地理学 / 社会地理学 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究がめざしたのは、欧米中心に展開してきたジェンダー地理学を日本におけるローカルなフィールドワークと場所論の成果を取り入れて再構築し、日本からの発信とグローバルなネットワーク構築を実現することである。「ローカル・センシティヴなジェンダー地理学」が意味するところは、次の2つである。第1に、グローバル化の進展により変容を迫られる日本の具体的な場所をフィールドにジェンダー地理学研究を行うこと、第2に、フィールドワークの成果と理論研究を結び合わせることにより、場所論を再構築することである。グローバルなネットワーク構築については、第1に、上記の成果を2013年の京都国際地理学会において「ジェンダーと地理学」研究委員会を主宰して提示し、海外のジェンダー地理学の研究者と議論の空間を構築すること、第2に、海外の主導的なフェミニスト地理学者を招聘し、日本の研究者との議論の空間を構築すること、によって達成するとした。 4年間の研究期間を終え、この目的は十全に達成されたと考える。
本年度は、研究メンバーが国際学会(2015年4月シカゴで開催されたアメリカ地理学会、同年8月にモスクワで開催された国際地理学会)に参加し、ネットワークを構築した。さらに、2014年に刊行した英文の報告書(Building Global Networks through Local Sensitivities )をさらに発展させる形で、地理学評論Bに「ジェンダー地理学」特集号を刊行するための原稿執筆、編集体制の整備に、時間を費やした。この特集号は、8篇の論文を所収し、2016年度中に刊行予定である。
|
Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(17 results)