2015 Fiscal Year Annual Research Report
ケニア海岸地方のスピリチュアリティおよび宗教性に関する人類学的国際学術研究
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23242055
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
慶田 勝彦 熊本大学, 文学部, 教授 (10195620)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 東アフリカ研究 / 文化人類学 / 国際共同研究 / 聖なるカヤの森 / 宗教 / スピリチュアリティ / 聖と俗 / 妖術 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は本研究課題の最終年度にあたり研究の総括を含んでいるが、本年度の交付申請書で列挙していた計画の研究実績の概要を以下に述べる。 1)平成27年度はプワニ大学と熊本大学の研究者双方が本務校での業務との折り合いがつかず、国際共同研究会等を開催することはできなかったが、プワニ大学を始め、BIEA(英国東アフリカ研究所:ナイロビ)、オックスフォード大学等との研究連携は継続している。 2)平成24年度のIUAESでのパネル発表論集刊行は出版社等の事情で遅れていたが、D.Parkin(オックスフォード大学)との打合せを通じて、平成28年度に日本文化人類学会の英文雑誌(JRCA)に投稿することになった。 3)『文化人類学』(日本文化人類学会編)に妖術や呪術に関する論文(本課題の理論的側面)を投稿し、採択され、刊行された(研究業績参照)。また、本科研での調査データの一部を用いて、共編著を刊行し、論文1・コラム1を寄稿した。また、平成24年度に国内(国立民族学博物館)で開催された国際シンポジウムでの発表原稿を論文化し、本年度の12月に完成原稿を編者(Senri Ethnologiacl Studies)に送っている。編集部の都合で刊行が遅れている。 4)研究の総括として2017年2月末に「ポップアフリカ2016@熊大」をアフリカ人類学セミナーとして熊本大学で開催し、本科研プロジェクトの一部であったアフリカを対象とする若手研究者育成(日本人)に参加していた研究者による報告会およびシモーネ・グラッシ(慶田一部監修)のミジンケンダに関する新作映像についての検討会を実施(連携研究者の岡崎は総合司会とコメンテーターで参加)した。本セミナーの成果は平成28年度以降に報告書等の形で刊行される。なお、各若手研究者は博士論文執筆や博士号取得、競争的資金獲得などの成果を出している。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)