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2012 Fiscal Year Annual Research Report

農村貧困の罠と熱帯雨林における共同体による保全と開発~農村立地を内生化する試み

Research Project

Project/Area Number 23243045
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

高崎 善人  筑波大学, 人文社会系, 教授 (00334029)

Project Period (FY) 2011-04-01 – 2015-03-31
Keywords開発経済学 / 農村 / 貧困 / 熱帯雨林 / 国際研究者交流 / カナダ:ペルー
Research Abstract

本研究は、農村の立地を決める要因および立地の意味に着目し、農村貧困の罠そして熱帯雨林の保全と開発を研究するための新しいアプローチを構築する。現地調査とリモートセンシング・GISデータを組み合わせて、ペルーアマゾン辺境地において農村、学校、医療施設、土地利用・被覆等に関する新しいデータを収集する。まず、農村立地および特性(資源、貧困等)を決める要因を特定する。その上で、農村の立地を所与とはせず、立地選択にかかわる意思決定を「内生化」した、農村貧困の罠そして共同体プログラムの理論・方法論を構築し、実証分析を行う。
2年目の今年度は、理論・方法論研究、リモートセンシング分析、GISデータベース作成、政府・NGO調査に加えて、農村調査方法の立案を中心に作業を進めた。第一に、農村本調査のための農村サンプリングに必要な農村データの収集法を検証し、調査方法を変更した。当初は、GISデータならびにリモートセンシング分析で不足する情報を、都市部の商人・水運業者・来訪農民等への聞き取りによって収集する計画であったが、各農村の小学校教員への調査、各農村の指導者への電話調査等の可能性も併せて検討した結果、こうした間接調査法は不十分であり、現地農村調査が不可欠であることが示された。第二に、現地農村調査法を検討した。第1流域の一部の地方(100村)を試験地域として、3つの調査法~地方中心都市の役人に対する調査、近隣村に関する保健施設(4ヶ所)での調査、各村直接調査~を比較し、どの情報がどの調査法で収集可能かを検討した結果、必要なデータは、各村直接調査によってのみ収集可能であることが示された。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

農村サンプリングに必要な農村データの収集法に関する一連の検証、変更作業に、想定外の時間を要した。

Strategy for Future Research Activity

現地農村調査法の比較検証結果を踏まえ、流域全村調査を実施する。第1流域全村調査データの分析を行う。

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Book (1 results)

  • [Book] Deforestation Around the World2012

    • Author(s)
      Moutinho, Paulo (ed.), Yoshito Takasaki, 他40名著
    • Total Pages
      372 (351-372)
    • Publisher
      InTech

URL: 

Published: 2015-05-28  

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