2014 Fiscal Year Annual Research Report
日本、欧米、新興国証券市場での価格形成の要素:ローカル性とグローバル化、相関関係
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23243051
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
川北 英隆 京都大学, 経営学研究科, 教授 (80349232)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高橋 智彦 拓殖大学, 政経学部, 教授 (10573587)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 証券市場 / 海外証券市場(アメリカ) / 欧州金融市場(東欧) / アメリカ金融市場 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は主に次の2つの分野での研究を深化させ、成果を公表した。 第一に、海外経済・市場と国内経済・市場との関係についての分析である。国内企業の海外事業展開がますます活発化している(大企業製造業の海外での売上比率が50%に達しようとしている)ことから、海外経済と日本の証券市場の潜在的な連動性が高まっている。この点に注目し、とくに海外展開が進んでいる京都企業に注目し、その主要企業を中心に海外に対する意識と経営について実例分析を行い、その結果を公表してきた。 第二にEUの金融において生じた危機的な状況が長くいていることに加えてウクライナで実現した地政学的リスクを踏まえ、EU及び、新規加盟国、周辺国の調査のためにそれらの国の経済活動、銀行行動、金融市場動向と中央銀行の役割に関してウクライナへの進出銀行を含む実地調査を金融当局者、市場関係者に対して行った。これらの実地調査後に民間実務家も出席する研究会で調査分析結果を発表し、これらに基づいて論文を刊行した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
欧州金融市場と中央銀行の役割に関して、人的な関係の深まりをはじめとして、この4年間での調査分析の深化を十分に実現し、またその成果の公表を着実に行ってきている。また、内外の証券市場の相互の関連性に関して、内外の経済的な背景を含め、その関連性が高まっている要因について多面的な分析を行い、それに基づいて年金を中心とする長期的なポートフォリオに対する示唆を含めて成果の公表を積極的に行っている。
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Strategy for Future Research Activity |
当初に予定した5年間の研究計画を集約する年度として、これまでの4年間の研究を精査しつつ、連携が密になった機関(中央銀行、研究機関、市場関係機関など)に対して再度調査を行うとともに、これまでの研究成果に対する相互の意見交換をさらに活発化させたい。以上に基づき、これまで不足していた部分を補い、また、これまで十分な成果の公表ができていない部分を付加することで、5年間の研究成果の集約を行いたいと考えている。
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Research Products
(5 results)