2013 Fiscal Year Annual Research Report
| Project/Area Number |
23244046
|
|---|
| Research Institution | The University of Tokyo |
|---|
Principal Investigator |
松田 恭幸 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (70321817)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
齊藤 直人 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (20321763)
下村 浩一郎 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構, 物質構造科学研究所, 准教授 (60242103)
|
|---|
| Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
| Keywords | ミュオニウム原子 / ミュオン / 超微細構造 / マイクロ波分光 |
|---|
| Research Abstract |
本研究の目的はミュオニウム原子の基底状態の超微細構造の精密分光を行うことである。
本研究を実現するためには、不均一度が1ppm以下の磁場を作る超伝導磁石、1ppm以下の精度を持つ磁場モニター、二つの共鳴周波数を持つRF共鳴空洞、不純物濃度が1ppm以下の高純度のKrガスを長期間保持するガスチェンバー、高磁場中で作動し高いレートに耐えられる陽電子検出器等が必要となる。
昨年度までに作成した共鳴空洞とガスチェンバーに加えて新たにガスハンドリングシステムを取り付け、コミッショニングを行った。実験結果の系統誤差を評価する上で重要な温度とガス圧力の制御については所定の性能を達成する見通しを得たが、ガス純度を実験中常にモニターするための Q-mass スペクトロメータを実験環境下で動作させることができなかった。現在新たにガスクロマトグラフィーを用いたオンライン計測システムを構築中である。
陽電子検出器については昨年度までに完成した改良版検出器をビームを用いてテストし、高レートに耐えられることを実証した。これらの成果は H26年3月の日本物理学会等で発表された。
超伝導磁石の開発を進めるとともに、その作る磁場を 0.1ppm 以下の精度で測定することができる磁場測定装置の開発を進めた。NMR 信号をデジタル処理することで多くの測定点のデータを同時に短期間で測定するシステムの構築に成功した。
また、高磁場下で動作可能なビームプロファイルモニタの開発に成功した。
|
| Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
| Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
[Journal Article] Development of High-Rate Positron Tracker for the Muonium Production Experiment at J-PARC2014
Author(s)
S. Kanda, H. Fujimori, Y. Fukao, Y. Ikedo, K. Ishida, M. Iwasaki, N. Kawamura, K. M. Kojima, M. Lee, S. Makimura, T. Mibe, Y. Miyake, J. Nakamura, Y. Nagashima, T. Nagatomo, K. Nagumo, S. Nishimura, S. Okada, N. Saito, K. Shimomura, T. Suzuki, P. Strasser, K. Ueno, E. Won
-
Journal Title
JPS Conference Proceedings
Volume: 2
Pages: 010404-1-7
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
[Journal Article] J-PARC MUSE H-line optimization for the g-2 and MuHFS experiments2013
Author(s)
A. Toyota, Y. Fujiwara, Y. Fukao, O. Kamigaito, N. Kawamura, Y. Matsuda T. Mibe, T. Ogitsu, N. Saito, K. Sasaki, K. Shimomura, M. Sugano, K. Tanaka, D. Tomono, H.A. Torii
-
Journal Title
Journal of Physics : Conference Series
Volume: vol. 408
Pages: 012073-1-4
DOI
Peer Reviewed
-
-
[Journal Article] Cyrogenic design of a superconducting solenoid for muonium hyperfine structure measurement2013
Author(s)
M. Sugano, K. Sasaki, R. Ohkubo, T. Kume, N. Kimura, R. Okada, T. Okamura, K. Shimomura, N. Saito, T. Ogitsu, A. Yamamoto
-
Journal Title
IEEE Transactions on Applied Superconductivity
Volume: 23
Pages: 3800204-1-4
DOI
Peer Reviewed
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
