2011 Fiscal Year Annual Research Report
核構造におけるパイ中間子による強いテンソル力効果の研究
Project/Area Number |
23244054
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
谷畑 勇夫 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (10089873)
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Keywords | バイオン / 核構造 / テンソルカ / 核子移行反応 |
Research Abstract |
200-400MeVの陽子ビームをもちいた160(d,p)150反応のデータを核反応理論を用いて解析を進めた。とくに終状態のパリティが違う場合に(d,p)反応の断面積のビームエネルギー依存性が大きく異なることを理解するための解析を行った。その解析はこの科研費終了の時点でも続いている。 実験としては、Lanzhouにあるシンクロトロンを用いた散乱角が0度での(d,p)反応の実験を広いエネルギー範囲(200-1000MeV)で行うための準備を始めた。これも科研費終了の時点で継続中である。 しかしながら、同じテーマの科研費基盤研究(S)が開始することとなったので、この基盤研究(代)としての課題研究は終了と成った。
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