2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23244080
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
古澤 明 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (90332569)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
米澤 英宏 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (50451802)
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Keywords | 量子エレクトロニクス / 量子コンピュータ |
Research Abstract |
平成23年4月-7月 ・状況に応じた最適フィードバック系(制御論では最適「フィルター」と呼ぶ)を構築するためのデジタルフィルター製作。-->完了した。 ・4枚ミラーを用いたリング型共振器を用い、非線形光学媒体として周期分極反転KTiOPO4(PPKTP)素子を用いた光パラメトリック発振器(OPO)を改良することにより、スクイージングレベルのさらなる向上および広帯域化を目指す。特に、広帯域化のため共振器の小型化および低フィネス化を行う。-->共振器全長30cmのリング型共振器の作製に成功し、従来の共振器全長50cmのものに比べ大幅な広帯域化に成功した。 平成23年8月-12月 ・作製したデジタルフィルターを用いて、アダプティブホモダイン測定実験を開始する。実験結果を用いてデジタルフィルターの最適化を行う。-->完了した。 ・広帯域化したOPOの性能を評価し、この実験結果を用いてOPOから生成されるスクイーズド光の最適化を行う。-->スクイーズド光の広帯域化を確認した。 平成24年1月-3月 ・最適化したデジタルフィルターを用いて、ミラーが動くマッハ・ツェンダー干渉計においてアダプティブホモダイン測定を行い、ミラー位置の最適推定を行う。-->ミラー位置の測定を行い、アダプティブホモダイン測定における最適推定が達成されていることを確認した。 ・広帯域化し最適化されたOPOで生成されるスクイーズド光を用いて、アダプティブホモダイン測定を行い、パフォーマンスを評価する。-->時間の関係で、行うことができなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
震災直後から4月末まで大学院生の登校が許されず、さらに秋まで電力使用制限があったため、思うように実験する時間を取ることができなかった。そのため、計画を完全には遂行することができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平成24年4月-12月 ・昨年度に、最適化したデジタルフィルターを用いて、ミラーが動くマッハ・ツェンダー干渉計においてアダプティブホモダイン測定を行い、ミラー位置の最適推定を行ったが、本年度はそれに加えてミラー運動量、ミラーに掛かっている力の最適推定を行う。また、スムージングによる高精度化も行う。 ・ここまでの成果をまとめ論文化する。 ・スクイーズド光の広帯域化のために、導波路パラメトリックアンプ(OPA)によるスクイーズド光生成を行う。 特に、空間変調されたローカルオシレーター光を用いたホモダイン測定により、高いレベルにスクイーズされた空間モードを探索する。 平成25年1月-3月 ・平成24年12月までに明らかにされる予定の、導波路OPAにおいて高いレベルにスクイーズされた空間モードを選択的に用いる方策を探す。具体的には、その空間モードを選択的にポンプする方策を探求する。
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[Presentation] Squeezing-enhanced adaptive optical phase estimation2011
Author(s)
H. Yonezawa, D. Nakane, T. A. Wheatley, K. Iwasawa, S. Takeda, H. Arao, D. W. Berry, T. Ralph, H. Wiseman, E. Huntington, and A. Furusawa
Organizer
CLEO : QELS
Place of Presentation
Baltimore, U.S.A
Year and Date
2011-05-06
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