2013 Fiscal Year Annual Research Report
最適空間サンプリングによる地雷検知用レーダイメージングの効率化
Project/Area Number |
23246076
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
佐藤 源之 東北大学, 東北アジア研究センター, 教授 (40178778)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
園田 潤 仙台高等専門学校, 知能エレクトロニクス工学科, 准教授 (30290696)
高橋 一徳 東北大学, 東北アジア研究センター, 助教 (60431475)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | GPR / 人道的地雷除去 / 圧縮センシング / GB-SAR |
Research Abstract |
本研究は地雷検知用センサとして世界で唯一画像化可能な地中レーダを利用したALISの開発とカンボジアにおける地雷除去実活動を通じた実践的経験に基づき、空間的なデータの効率的な取得法とそれを組み合わせたレーダ画像再構成アルゴリズムを開発し、3次元レーダ・イメージングの効率的な手法を確立することを目的とした。地雷のような孤立したターゲットの計測に、ナイキスト原理に拘束されるフーリエ変換に基づかない超解像度イメージング手法を取り入れる。こうした新しい手法は、粗いデータサンプリングから高精度な画像再構成を可能にするからデータ計測の高速化、低廉な装置によるシステムの実現などにつながる。研究の成果を以下にまとめる。 1 地雷検知GPRの効率化地雷検知用GPR装置ALISではランダムに手動で走査しながら取得したデータを使って、地雷のイメージングを行っている。ここにコンパクト・センシングの手法を導入することで、効率的なイメージングが可能な事を示した。 2 3DGPRの効率化高精度な位置情報と同時にレーダ信号を取得する3DGPR装置を利用し、データ取得密度の低減による、計測の高速化と、イメージの高精度化の両立をめざし、我が国でより一般的に利用されている、地下埋設物の検知において、GPR手法の効率化を行うための検討を行った。データ取得数と、これによるイメージングの精度に関して系統的な検討を行った。これにより、従来の経験則によるデータ取得数より、数分の1程度のデータでも、イメージ再構成が可能な場合のあることを示した。 3 人道的地雷除去への実践的な応用カンボジアで展開しているALISによる地雷除去活動に関して、本研究の成果を活用した活動の効率化を図った。また、装置開発やALISのより多くの地雷被災国における展開に関して、外務省、JICAまた現地機関との交渉を継続した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)