2014 Fiscal Year Annual Research Report
細胞内のX線トレーサーの動態をミクロンの解像力で観察するRIイメージング法の開発
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23246167
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
石井 慶造 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (00134065)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺川 貴樹 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10250854)
松山 成男 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (70219525)
人見 啓太朗 東北大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (60382660)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ピンホールカメラ / トレーサー / 放射線工学 / ビーム科学 |
Outline of Annual Research Achievements |
動物物の生体中の鉄などの金属元素は発育などに強く関与しており、それらの細胞中での動きが観察できれば、細胞レベルで且つ分子化学・遺伝子学的に解明できることが期待される。本研究では、数ミクロンの空間分解能で検出が可能な数keVのX線を放出する核種(鉄55等)をトレーサーとして、ピンホールカメラの原理およびX線CCDカメラを組み合わせた高空間分解能のミクロンRIイメージングシステムを開発する。 平成26年度においては、開発の第2段階(後期)として以下の研究を行った。 1)RI管理区域内に、鉄55を含んだ溶液中で植物を生育できる人工気象器を導入した。 2)ピンホール金属膜の微小3次元駆動システム、X線CCDカメラ、ピンホール金属膜及び全装置を制御するシステムからなるミクロンRI三次元イメージングシステムを低放射線環境下で使用可能にするために、本装置を納入できる容積を持つ遮蔽体で覆った容器を作成し、人工気象器に隣接して設置した。 3)鉄55溶液を作成し、小松菜の種を水栽培し、鉄55を含んだ新芽試料を作成し、ミクロンRI三次元イメージングシステムで新芽中での鉄の分布とその動態測定を行った。感度を上げるために、空間分解能を約2mmにして観察した。鉄55は、投与してから10分後ではそれほど移行しないが、30分~60分後に茎から葉にかけて急激的に移行することが観測された。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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