2014 Fiscal Year Annual Research Report
新型分割イントロンの切り出し因子同定に基づく真核生物mRNA成熟機構進化の解明
Project/Area Number |
23247038
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
橋本 哲男 筑波大学, 生命環境系, 教授 (50208451)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
稲垣 祐司 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50387958)
奈良 武司 順天堂大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (40276473)
飯田 慶 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (00387961)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | イントロン / トランススプライシング / スプライセオソーム / Giardia / 分子進化 |
Outline of Annual Research Achievements |
Giardiaゲノムデータに対してmRNA配列をマッピングすることで分割および通常イントロンを網羅的に検出する作業を進めてきた。前年度新たに発見された2つの hypothetical protein 遺伝子上の通常イントロンの解析を終え、成果が論文公表された。分割イントロンに関しても、RNA-dependent helicase p68 遺伝子上に存在する可能性が示唆され、実験的解析によりその存在を確認した。 Giardiaスプライセオソームの精製を目指す実験に関しては、スプライセオソーム構成因子である3種類のタンパク質SMD1, SMD3, LSM1にFLAGタグを付して大量発現させるためのプラスミドコンストラクトを作製し、Giardiaを形質転換するための実験を進めてきた。現在、GFPタンパク質をGiardia細胞内で発現させることに成功しているため、今後、FLAGタグ付きタンパク質の大量発現と精製のステップに取り組む予定である。 一方、さまざまな真核生物のスプライセオソーム構成タンパク質のデータを整理する作業を進め、Giardiaを含めて全真核生物に普遍的に存在すると考えられるタンパク質に関するアライメント解析と分子系統解析を行った。生物種・あるいは生物グループに特異的に存在するタンパク質に関しても同様の解析を進めている。これらの解析から、スプライソソームは真核生物全体で保存されているタンパク質に加え、系統特異的なさまざまなタンパク質から構成されており、超分子システムとして非常に多様な構造となっているとの可能性が示唆された。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(4 results)