2011 Fiscal Year Annual Research Report
光プローブを応用した生体イメージング法による画期的術中ライブ診断法の開発
Project/Area Number |
23249066
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
尾崎 倫孝 北海道大学, 大学院保健科学研究院, 教授 (80256510)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西川 祐司 旭川医科大学, 医学部, 教授 (90208166)
森田 直樹 独立行政法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門分子生物工学研究グループ, 研究グループ長 (60371085)
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Keywords | 術中診断 / 光イメージング / 癌転移 / Ep-CAM / CEA |
Research Abstract |
種々の癌に対するプローブの有効性を主として小動物実験にて検証した。同時に、診断に最も有効な抗原(リンパ節転移における上皮性抗原EMA、CEAなど)を検討し、それらに対して最適な抗体を選別・決定した。今回のターゲットは、Dlk-1、CEA、EMAに絞り、かつ癌腫に関しても乳癌、胃癌、大腸癌に限定して、研究を進めることとした。 i) リンパ節転移のマーカーとして上皮特異的抗原EMA(Epithelial Membrane Antigen)、CEA(Carcino-embryonic antigen)、Ep-CAMの細胞表面の発現検討には、FACS、細胞組織化学(免疫染色法)、Western blot法を用いて行なった。 ii) それら抗原に対する最適な抗体をin vitroにて選定し、まず抗Ep-CAM抗体および抗CEA抗体に対して光プローブを搭載した。 iii) セルグラフ装置をもちいて細胞レベルでのイメージング実験をおこない、プローブの最適化を試みた。 iv) 担がん小動物モデル(マウス)の作成を試みた。上記乳癌、胃癌、大腸癌の細胞株を、ヌードマウス皮下に移植し、移植腫瘍細胞の成長の有無などを観察した。より確実な腫瘍移植モデル作成のための条件を検討した。癌を検出する近赤外線発光プローブとして医用分野での実用化を目指しプローブの基盤となるウミホタル・ルシフェラーゼの安全性の高い大量生産・精製法の確立、自己励起型近赤外発光プローブの生産法及びがん標識抗体への搭載法の確立及びその安全性の評価等に向けた実験を開始した。出芽酵母を宿主として用いた分泌生産系及び培地からの精製方法を検討した。低温発現系の分泌生産系への応用に向けた至適化、酵母高密度培養法の確立、精製法をさらに改良することでウミホタルルシフェラーゼの大量生産・精製系を確立した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
翌年度、交付申請を辞退するため、記入しない。
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Research Products
(5 results)