2015 Fiscal Year Annual Research Report
外来化学療法におけるオンコロジーエマージェンシーの安全ケア質保証統合システム開発
Project/Area Number |
23249090
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
小松 浩子 慶應義塾大学, 看護医療学部, 教授 (60158300)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
矢ヶ崎 香 慶應義塾大学, 看護医療学部, 准教授 (80459247)
山口 拓洋 東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (50313101)
東 尚弘 国立研究開発法人国立がん研究センター, その他部局等, その他 (10402851)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 経口抗がん薬 / アドヒアランス / 無作為化比較試験 / セルフマネジメント |
Outline of Annual Research Achievements |
外来がん化学療法看護におけるオンコロジーエマージェンシーの安全性改善をめざし、「経口抗がん薬の服薬自己管理支援プログラムの有効性:ランダム化比較試験と質的研究によるMixed Method」を実施した。成果の概要を記す。 1.プロトコルの公表: 3施設(国立がん研究センター中央病院および東病院、神奈川県立がんセンター)におけるランダム化比較試験と質的研究によるMixed Method前向き/介入有/非盲検のプロトコルは各施設における研究倫理審査承認を得て、公表を行った。(Komatsu et al. BMC Nursing (2016) 15:9) 2.介入プログラムの内的妥当性確保を目的とした看護師研修:介入プログラムは、<理解の再確認><意向の表出と選択><相談>を骨子として構成し、内的妥当性を確保するために、介入担当看護師に研修(①経口抗がん薬の基本的知識と適正管理の理解、②経口抗がん薬の服薬自己管理の基盤となるconcordance、shared-decision makingの概念の理解、③情報提供の技法(teach back)と効果的なコミュニケーション技法)を実施した。24名の看護師が研修を修了した。 3.3施設におけるランダム化比較試験:国立国際医療研究センターのJCRACデータセンターに本研究のデータセンターを置き、3施設におけるランダム化比較試験(略称:SSPC)をすすめた。主要評価項目は経口抗がん薬治療開始3ヶ月後の服薬アドヒアランス(MPR)とし、90%以上を維持した患者の達成割合とした。外来通院している転移・再発乳がん患者(20歳以上、90歳以下)で、経口抗がん薬治療を開始する者200名を予定し、これまでに、介入群22名、対照群21名がエントリ-し、追跡調査および中間分析を計画している。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)