2015 Fiscal Year Annual Research Report
Comparative Studies on Environmental Exploitation in Tropical Highlands
Project/Area Number |
23251008
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
山本 紀夫 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (90111088)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川本 芳 京都大学, 霊長類研究所, 准教授 (00177750)
大山 修一 京都大学, アジア・アフリカ地域研究研究科, 准教授 (00322347)
池谷 和信 国立民族学博物館, 民族文化研究部, 教授 (10211723)
月原 敏博 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(総合グローバル), 教授 (10254377)
平田 昌弘 帯広畜産大学, 畜産学部, 准教授 (30396337)
重田 眞義 京都大学, アフリカ地域研究資料センター, 教授 (80215962)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 熱帯高地 / 環境開発 / ドメスティケーション / 高地文明 / 地域間比較 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度は、これまで行く機会の得られなかった北部アンデス高地(コロンビア)での調査を考えていたが、治安情勢が改善されなかったため断念、海外調査を次年度に繰り越すこととした。その代わりに、平成27年10月28日から11月4日に研究分担者の池谷和信がイタリアにおいて山岳国の文化に関する資料収集を実施、また研究協力者の杉山三郎が平成28年3月7日から22日にメキシコにおいてテオティワカン遺跡およびその周辺地域で文化人類学的調査を実施、さらに同年3月11日から19日にギリシアにおいて、研究協力者の稲村哲也がコリント遺跡などの考古学的調査を実施した。 平成28年度は、繰越(翌債)年だったため、北部アンデス高地(コロンビア)においで研究代表者である山本紀夫が単独で調査を行なった。コロンビアは、1970年代から昨年9月まで反政府軍のゲリラ活動により治安情勢が悪く、それまでの約50年間にわたり調査が不可能であった。そのため、繰越を余儀なくされたが、ようやく9月27日に反政府軍と政府軍とのあいだで内戦の終結と平和構築の手順を定めた最終合意文章が書名された。その後も、しばらくコロンビアの治安情勢を見守っていたが、今年に入って調査は可能と判断、1月に調査を実施した。具体的には、1月19日にボゴタに入り、21日から24日まで、コロンビア最北端のサンタマルタ地方で広域調査を行った。さらに、同月25日から27日まではコロンビア高地の最南端であるサン・アグスティン地方で先スペイン期の遺跡、サン・アグスティン遺跡を調査、27日にボゴタに戻り、翌28日は終日黄金博物館において考古学資料を調査し、29日に帰路についた。なお、繰越金は上記のコロンビアにおける調査ならびに日本国内における出張旅費に使用した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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