2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23251022
|
Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
大杉 高司 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (10298747)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
春日 直樹 一橋大学, 大学院社会学研究科, 教授 (60142668)
眞島 一郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 教授 (10251563)
浜本 満 九州大学, 人間環境学研究院, 教授 (40156419)
小田 亮 首都大学東京, 人文科学研究科, 教授 (50214143)
関根 康正 関西学院大学, 社会学部, 教授 (40108197)
中川 理 立教大学, 異文化コミュニケーション学部, 准教授 (30402986)
森田 敦郎 大阪大学, 人間科学研究科, 准教授 (20436596)
深田 淳太郎 中央学院大学, 法学部, 講師 (70643104)
モハーチ ゲルゲイ 大阪大学, 人間科学研究科, 招へい研究員 (90587627)
岡崎 彰 一橋大学, 大学院社会学研究科, 特任教授 (00409971)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
|
Keywords | 文化人類学 / 再帰性 / 回帰性 / 比較 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / 多国籍 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は、各研究者がこれまでの3年間に収集してきたデータの分析を進めるとともに、それぞれが析出する再帰的思考と実践の様態を相互に比較する作業を深化させてきた。これを踏まえ、研究成果を国内外に発信し、さらに幅広い視野から再帰的思考と実践の多型性を検証するため、研究代表者、研究分担者、研究協力者(久保明教、田口陽子、難波美芸、丹羽充、室越龍之介ほか)に加え、国外からAlexei Yurchak(カリフォルニア大学)、Casper Jensen(コペンハーゲンIT大学)、Martin Holbraad(ロンドン大学)を招聘し、平成26年11月15日一橋大学にて公開国際シンポジウムComparative Reflexivitiesを開催した。あわせて翌11月16日には、東京大学、一橋大学、九州大学、ニュースクール大学、シカゴ大学の博士後期課程学生の参加をえて公開Ph.Dワークショップを開催し、再帰性をめぐる理論的関心を若手研究者と共有しつつ、今後の研究継続と展開の方向性について議論を深めた。これらの機会には、総じて、西洋近代を特徴づけるとされる「再帰性」、およびその人類学分野でのこれまでのあらわれが相対化され、複数の「自己へのまなざし」が多様な現実を立ち上げる様相が確認されることとなった。4年間の研究成果の一部は、NatureCulture誌、『一橋社会科学』特集号のほか、各研究者が独自にさまざまな媒体で公表してきた。なお引き続き、本研究事業による成果の発表を継続し、その一貫としてNatureCulture誌での特集号刊行、日本語による書籍の刊行を予定している。 研究代表者の大杉は、平成27年3月に渡英して、英国ケンブリッジ大学、ロンドン大学に所属する複数の先端的研究者と研究会合を開催し、情報交換と資料収集をするなどして、再帰性をめぐる今後の研究展開の方向性について考察した。
|
Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Book] 山口昌男 人類学的思考の沃野2014
Author(s)
真島一郎、青木保、渡辺公三、落合一泰、栗本英世、船曳建夫、今福龍太、山口ふさ子、ウィリアム・O・ビーマン、ファビオ・ランベッリ、中沢新一、橋本裕之、前田耕作、東ゆみこ、宇波彰、柴田佳子、宮崎恒二、峰岸真琴、青木恵理子、本田洋、佐久間寛、川村伸秀
Total Pages
507(7-23, 47-57, 233-234, 339-358)
Publisher
東京外国語大学出版会