2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23300043
|
Research Institution | Tohoku Gakuin University |
Principal Investigator |
岩谷 幸雄 東北学院大学, 工学部, 教授 (10250896)
|
Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | アクティブリスニング / 音空間知覚 / 頭部運動 / 検知限上昇 / 携帯端末聴覚ディスプレイ |
Research Abstract |
本年度は研究の最終年度であり,アクティブリスニング音空間知覚のモデル化と試作について研究を推進した。ある音に注意を向けその方向を正面にとらえる動きがあり,その注意に割いているリソースの分だけ,他の音への注意は低下している可能性があった。このため視覚におけるサッカード眼球運動時に周囲を安定して知覚するために,運動時の視覚刺激への入力への感度を落としているように,聴覚過程においても刺激の感度が抑制されている事が予測された。この件について,閾値ぎりぎりでの音圧での音圧が検知できるかについて,閾値の上昇について観測できた。これらの知見については,さらなら詳細化が必要であるが,重要な知見であると考える。 また,これらの知見を基に,アクティブリスニングシステムの構築に必要な要件として,頭部運動に頑健なトランスオーラルシステムのラウドスピーカ配置および,その効果について検討した。さらに,頭部運動に感応する聴覚ディスプレイの新しい形を模索し,AndroidOSによる頭部方向のセンシングと,携帯端末による信号処理を組み合わせた頭部伝達関数合成型システムを構築し,その定位精度について検証をした。その結果,頭部運動に感応した遅延は,従来からしられている検知限(75 ms)よりも若干大きいシステムが実現することができた。この遅延は,AndroidOSそのものの音出力遅延によるところが大きいため,今後改善されるものと期待される。本システムを用いた音像定位実験を行った結果は良好で有り,システムの有効性を確認することができた。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
-
-
-
-
[Journal Article] Spatially oriented format for acoustics: A data exchange format representing head-related transfer functions2013
Author(s)
P. Majdak, Y. Iwaya, T. Carpentier, R. Nicol, M. Parmentier, A. Roginska, Y. Suzuki, K. Watanabe, H. Wierstorf, H. Ziegelwanger, and M. Noisternig
-
Journal Title
Proc. of International AES Convention
Volume: 2013
Pages: 11 page ms
Peer Reviewed
-
-
-
-
-