2013 Fiscal Year Annual Research Report
作業を阻害しない情報提示のための室内の知的活動状況の推定
Project/Area Number |
23300045
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
藤田 欣也 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30209051)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 貴紘 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (80451988)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ヒューマンインタフェース / 割り込み / 知的活動 / 状況推定 / 場 |
Research Abstract |
オフィス作業者への不用意な情報提示は,本人だけでなく周囲の作業者の思考も断片化し,全体の作業効率を低下させる.そこで本研究課題では,オフィスにおける知的活動や社会活動を阻害しない情報提示や遠隔からの話しかけの実現に向けて,電話や訪問などによる外部からの割り込みの可否の程度(割り込み許容度)と室内の動きや音と知的活動の状況の関係を分析し,割り込み許容度の自動推定を試みた. 5日分の室内の俯瞰映像を画像処理して求めた動きと,第三者が評定した部屋の割り込み許容度の関係を分析した結果,移動などによる大きな動きと,デスクワークによる小動作は,室内の許容度に対して逆相関することが明らかになった.さらに,大きさ別の動き検出数と,入室発生,室内の音圧を組み合わせた推定式を重回帰分析によって構築し,分析データとは異なる被験者を対象に計測した10日分のデータに適用した結果,平均適合率48%で推定が可能であった. また,会話状況の推定と反映を目指して,室内音をウェーブレット変換し,周波数特徴や時間特徴ならびに会話の連続性を利用した会話状態自動検出システムを構築した.さらに,推定された会話の有無と会話終了を指標とし,PC作業指標に基づく作業者の割り込み許容度推定システムを拡張し,被験者10名から得た計50時間分のデータに適用したところ,PC作業指標に会話指標を併用することで,F値が40%から45%に改善され,会話の自動検出によって状況推定精度が改善される可能性が確認された. 一方で,オフィスの作業を阻害しない割り込みの実現のためには,より精度の高い状況推定に加えて,適切なタイミングでの割り込みを支援する必要もある.そこで,今後は,推定精度改善に向けたさらに詳細な会話状況指標などの検討に加えて,将来の状況を予測する技術の開発が望まれる.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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