2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
23300057
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
石田 好輝 豊橋技術科学大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80159748)
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Keywords | 免疫型システム / 頑健性 / 自律分散システム / ネットワーク科学 / 適応 / マッチング / 再構成 / 群知能 |
Research Abstract |
本研究では、「適応的」自律分散ネットワーク実現問題を、下記3テーマに分けて研究を進める。 【テーマ1】相互修復によるネットワークモデル(臨界点の解明) AND型修復だけでなく、様々な相互修復について臨界点を求めた。また臨界点付近の過渡状態についても、シミュレーションを行い、シミュレーション結果を相図上で視覚化する工夫を行った。 【テーマ2】適応的相互修復戦略の枠組み 適応的相互修復戦略と他の戦略が同時に存在する場合の特性について数値解析・シミュレーションを行った。 【テーマ3】ネットワーク拡張の影響 多数決戦略の一つであるk-D戦略についてネットワークのトポロジーや様々なパラミタを変更しシミュレーションを行った。その結果k-D戦略で現れる膜現象がロバストなものであること、また内部の協調戦略を保護する機能があることが示唆された。 ネットワーク修復戦略の理論的解析 先行研究では規則的な格子モデルについて解析したが、ここではさらにそれらを厳密、精緻化し臨界点を求める。Barabasiらの提案したスケールフリーネットワークでは、ネットワークを固定した場合のみ結果が得られた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた結果以外にも多くの結果が得られ、外部発表を行っている。しかしネットワークが逐次変化していく動的なものについては、シミュレーションはできるものの理論的結果を得るに至ってない。
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Strategy for Future Research Activity |
ネットワークが逐次変化していく動的なものについては、よりグローバルな指標を導入するなど、切り口の転換が必要と考えられる。 またネットワーク上でエージェントがマッチングを行う問題について、マッチングオートマトンを新たに提案した。同時に自己認識、自己修復モデルに加え、自己再構成モデルを提案し、本研究課題に適用しつつある。
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Research Products
(20 results)