2012 Fiscal Year Annual Research Report
音声の構造的表象と機械学習に基づく頑健・高精度な発音分析と外国語教育への応用
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23300067
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
峯松 信明 東京大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (90273333)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牧野 武彦 中央大学, 経済学部, 准教授 (00269482)
山内 豊 東京国際大学, 商学部, 教授 (30306245)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 音声の構造的表象 / 機械学習 / 外国語教育 / 発音教育 / 外国語訛り |
Research Abstract |
本研究では,音声の構造的表象に基づく発音構造分析を外国語教育,特に発音教育支援に応用することを研究目的としている。より具体的には,1)構造的表象と機械学習に基づく,少数の発声を用いた頑健な発音分析技術の構築, 2)学習者コーパスのIPAラベリングを通した拡充,3)学習者音声を対象にした発音に基づく高精度分類技術の構築, 4)教育コンテンツの作成,などがある。本年度は二年目である。本年度は技術的には,A)日本人の中国語学習を対象にした音声の構造解析の検討,及び,B)雑音下での発音習熟度推定について検討した。また,教育インフラや技術インフラの拡充の意味で,C)ERJ(English Read by Japanese)コーパスを対象とした IPA ラベリングにも注力した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度検討している研究対象に対して,国際会議にて発表するなど,順調に研究は遂行されている。また,音声科学・音声工学の top conference の一つである,INTERSPEECH にて CALL (Computer-Aided Language Learning) に関する tutorial も行うことができた。これは外国語教育の技術支援という研究分野における,非常に顕著な国際貢献と位置づけられる成果である。
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Strategy for Future Research Activity |
初年度,二年目と,4つの研究目標の中で,1), 2), 3) を念頭に研究を行なってきた。来年度は 4) を対象にした研究開発を行う予定である。
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Research Products
(11 results)