2013 Fiscal Year Annual Research Report
情報検索における検索語の選択と結果評価の脳活動データの解析
Project/Area Number |
23300088
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中山 伸一 筑波大学, 図書館情報メディア系, 教授 (60155885)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上保 秀夫 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (00571184)
真栄城 哲也 筑波大学, 図書館情報メディア系, 准教授 (30361356)
北村 達也 甲南大学, 知能情報学部, 教授 (60293594)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 脳活動 / 情報検索 |
Research Abstract |
これまでに,文章を検索する際の fMRI 実験を行ない,2種類の条件で,それぞれ20人の被験者を対象に脳活動を計測した.これらの fMRI 実験データの解析を進めた結果,情報検索するメディアが文章の場合において,検索語を考える際の核となる脳内活動ネットワークと,条件によって起動する活動ネットワークが明らかになった.検索語を考える過程は,それなしでは情報を検索することができず,さらには得られる情報検索結果の質に影響するため,複数ある情報検索行動の過程の中でも,重要性が高い過程である.従って,この過程の詳細が明らかになれば,情報検索に関して価値のある知見が得られ,多くの人が日々活用している情報検索サービスの向上に役立つ.この解析結果は,空間分解能が高いデータであるfMRI 実験データから得たものである.このデータを補完するため,時間分解能が高いデータが得られる MEG 装置を使った実験をデザインした.実験に用いた情報検索の対象メディアは,fMRI 実験の場合と同じく,文章である.また,実験データおよび解析結果の統合のため,実験で用いる検索対象の文章コレクションも,fMRI 実験で用いたものと同一である.この MEG 実験データと,これまでに得た fMRI 実験データを統合することで,文章を検索する際の,特に検索語を考える過程における時間分解能と空間分解能がどちらも高い脳活動データが得られる.デザインした MEG 実験の予備実験を行ない実験手順を調整した後,本実験を実施し,実験データの解析を進めた.また,検索データコレクションの構築と,脳活動実験のデザインおよび展開に必要な情報検索の行動実験についても研究を進めた.
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)