2013 Fiscal Year Annual Research Report
GPU指向の計算集約型統計アルゴリズムの高度化と実用ソフトウェアの開発
Project/Area Number |
23300108
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Research Institution | The Institute of Statistical Mathematics |
Principal Investigator |
樋口 知之 統計数理研究所, 所長 (70202273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 慎也 統計数理研究所, モデリング研究系, 助教 (40378576)
長尾 大道 東京大学, 地震研究所, 准教授 (80435833)
齋藤 正也 統計数理研究所, データ同化研究開発センター, 特任助教 (00470047)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 統計計算 / コンピュータ支援統計 / ベイズモデル / 並列計算 |
Research Abstract |
代表者・樋口は、分散超並列指向の線形モデル計算を統合するためのベースアルゴリズムの開発のために、統計パッケージでGPGPUを含めた大規模並列化済みの関数群の調査を行い、開発状況の把握とボトルネックとなっている問題点の同定につとめた。分担者・中野と長尾は、23, 24年度開発したアルゴリズムを、大規模PCクラスタ向けに変更する作業を行うとともに、平成26年度に稼働予定の本研究所に設置される3つのタイプのスーパーコンピュータシステムに実装するための問題点の洗い出しも行った。これまでMPI等をベースとした並列アルゴリズムの開発を行ってきたが、次期システムの一つは世界最大の共有メモリをもつユニークなシステムであることから、OpenMPを利用した並列化も視野に入れ、多様な並列化のスキルアップにつとめた。斎藤は、複数の並列計算システムを利用し、実際のデータに対する判別問題を題材に手法の評価を行った。具体的には、銀河のスペクトルデータから銀河の形状を判別する問題に適用を試みた。その結果を、米国の研究者らがクラウドソーシングにより求めた結果と比較し、科学的な観点から判別結果に大差がないこと、および提案手法が計算効率の面で優れていることを確認した。これまで開発した計算システムを一般ユーザにも利用してもらうため、GPGPU向けのプログラムを整理し、メモノートを作成した。あわせて、諸オフライン的におこなっている計算サービスの中で、オンライン化により劇的に有益性が増すと考えられるビジネスモデルの調査を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(15 results)