2013 Fiscal Year Annual Research Report
クロマチンリモデリング分子ATRX遺伝子改変マウスによる脳発達障害の分子病態解明
Project/Area Number |
23300147
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
北島 勲 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (50214797)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 寿 富山大学, 大学院医学薬学研究部(医学), 教授 (00239617)
福永 浩司 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90136721)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 神経科学 / 脳神経疾患 / 応用動物 / エピジェネテイクス |
Research Abstract |
マウスX染色体ゲノムを含むBACクローンよりATRX遺伝子エクソン6-9を含むゲノム断片を切り出しターゲングベクターを作製した。エクソン7両端にloxP配列挿入を行いloxP配列を両端にもつGK-neoカセットをイントロン6に挿入しG418でES細胞(C57BL/6由来)クローン薬剤選択後、サザンブロット法でスクリーニングを行い、ATRX遺伝子組み換えES細胞を樹立し、ES細胞をマウスに戻しEXON7Cre-lox組み換えマウスを作製した。しかし、良いクローンが得られなかったため、テーゲッテングベクターに改良を加えた。オス由来ES細胞では、X染色体上にATRX遺伝子は1コピーしか存在しないため、エクソン7近傍に挿入したPGK-neoカセットのATRX遺伝子発現に対する干渉作用が生じる可能性が想定され、望ましいキメラマウス作成障害原因になると考えられた。そこで、相同組み換えES細胞クローンのゲノム中からPGK-neoカセットを除去するため、Flp-FRTシステムを用いた。200個のES細胞クローンをサザンブロットにてスクリーニングし2個の相同組み換え細胞を得た。FRT配列をPGK-neoの両端に挿入することによりFLp組み換え酵素の一過性発現によりPGK-neoカセット除去を行った。そのクローンから2匹のほぼ100%キメラマウスを作成した。しかし、交配によりFlox/+マウスを得ることができなかった。また、その作業工程でマウス実験に利用している富山大学生命科学先端研究センター動物実験施設において、平成25年10月より肺パスツレラとトリコモナス感染が判明し、マウス全飼育室スクリーングとクリーンアップのため繁殖実験が中止の状態が平成26年3月時点まで継続しており本研究が進められない事態になっている。KOマウスを得るため、人工授精を計画中である。しかし、本マウスは無精子症の可能が推定されるため、この場合は、ベクター作成からやり直しする必要もある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(8 results)