2013 Fiscal Year Annual Research Report

受動型ターンモデルの開発とスキー指導への応用

Research Project

Project/Area Number	23300221
Research Institution	Biwako Seikei Sport College
Principal Investigator	清水史郎びわこ成蹊スポーツ大学, スポーツ学部, 教授 (30020134)
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha)	土岐仁秋田大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80134055)
Project Period (FY)	2011-04-01 – 2015-03-31
Keywords	Passive Dynamics / Skiing / Snowplow / Hip Joint
Research Abstract	受動型ターンモデルの開発とスキー指導への応用を目的とし、平成25年度は「受動型ターンモデルの開発－股関節の回旋によるプルークボーゲン－」を、査読付き研究雑誌の「スキー研究」Vol.10,No1,pp.13-18,2013に掲載した。概要としては、あらかじめ左右の脚を内側に回転（股関節を内旋）してプルーク姿勢をとり、左右の股関節の内旋と外旋ができるように四節回転の両てこ機構を用いた。この機構により、受動型ターンモデルが傾いた側のスキーにトップリフトが生じ、トップリフトした側に横ずれターンすることができた。スキー指導に対しては、本研究の受動型ターンモデルは、スキーヤーの力の抜きどころに対応していると考えられる。また、「受動型横ずれターンモデルの開発－ストレート内傾と股関節の内旋による複合モデル－」を日本スキー学会第24回大会において発表した。概要は、直方体状の2本のスキーを使用して、ストレート内傾と股関節の内旋による受動型横づれターンモデルを開発し、スキーの学習指導に役立てることを目的とした。ターンの切り換え時で、一般的に行われている能動的（アクティブ）な動作のみならず、受動的（パッシブ）な動作によっても連続ターンができることを明らかにした。現在、査読付き研究雑誌ある「スキー研究」に投稿準備を進めている。
Current Status of Research Progress	Current Status of Research Progress 2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned. Reason 本年度も、おおむね計画通りに研究が進展している。本年度は、受動型横ずれターンモデルの開発-股関節の回旋によるプルークボーゲン-を査読付き論文に掲載した。また、新型の受動型ターンモデル(ストレート内傾と股関節の内旋による複合モデル)を学会発表した。
Strategy for Future Research Activity	本年度、学会発表した「受動型横ずれターンモデルの開発－ストレート内傾と股関節の内旋による複合モデル－」を、査読付き研究雑誌に投稿する。そして、スキー指導としての「力のいれどころ」と「力の抜きどころ」をターンモデルに対応させて考察する。