2013 Fiscal Year Annual Research Report
12年間(小学1年生から高校3年生まで)の疾走能力の縦断的分析
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23300227
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Research Institution | Saitama University |
Principal Investigator |
有川 秀之 埼玉大学, 教育学部, 教授 (80232057)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 疾走能力 / 身長発育速度 / 縦断的分析 / 12年間 |
Research Abstract |
これまで、発達に伴う疾走能力の変化を検討する縦断的研究は少なく、そして、小学校(6年間)、中学校(3年間)、高校(3年間)の各学校種別ごとには報告はあるが、同一の対象者を小学1年生から高校3年生まで追跡した疾走能力の研究は皆無である。 そこで、平成23年度まで行ってきた小学生から中学生までの発達に伴う疾走能力の縦断的検討を、高校3年生まで継続することによって、発育発達の個人差を考慮した疾走速度の詳細な発達研究が可能となる。多くの被験者は、個人差はあるものの中学生の時期に、身長発育速度ピーク(PHV)年齢を過ぎ、発育速度の減速が見られる。しかしながら、発育停止までに至っていないため、最終身長に限りなく近づく18歳ごろまで、これまでの研究を継続させることで、成長段階を完全に把握し、個人の発育発達に伴う疾走能力を研究することができると考えている。 今年度は、平成15年に小学1年生を被験者として、平成24年まで縦断的な分析を続けられた対象者24名(高校2年生)と、1年前倒しで継続している高校3年生6名、合わせて30名に対して、身長や体重の測定、そして、疾走能力の計測・分析を行った。疾走能力については、ビデオ映像を再生することにより、10m毎の通過時間、疾走速度、ピッチやストライドなどを分析・算出し、縦断的データとして蓄積した。身長・体重などのデータから、年間発育量を算出し、これまでのデータと比較・分析し、蓄積した。 この研究に関する間接的な論文は報告したが、今年度の結果は、単年度の分析結果としてデータを蓄積するため、論文として報告していないが、これまでのデータと合わせて、来年度にまとめていきたい。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
縦断的分析の欠点である被験者の欠落が見られたが、男女別の被験者数も十分であり、これまで継続的に分析してきたデータに、今年度の実験データを追加できたため、おおむね順調であった。
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Strategy for Future Research Activity |
実験計画や測定方法に全く問題はないが、24名(男子14名、女子10名)の被験者が、これ以上、欠落がないよう連絡を密にとり、実験日を増やすなどの対策をとり、協力いただけるよう趣旨をさらに説明し、来年度も縦断的データとして蓄積できるようにしていきたい。
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Research Products
(2 results)