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2013 Fiscal Year Annual Research Report

横隔膜筋電位による笑いの定量化システムの構築とそれを用いた応用健康科学的研究

Research Project

Project/Area Number 23300248
Research InstitutionKansai University

Principal Investigator

森下 伸也  関西大学, 人間健康学部, 教授 (70174414)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 広崎 真弓  関西大学, 人間健康学部, 助教 (70586304)
松阪 崇久  関西大学, 人間健康学部, 助教 (90444992)
Project Period (FY) 2011-04-01 – 2014-03-31
Keywords笑い / 健康 / 客観的指標 / 生体信号 / 筋電図 / 横隔膜 / 笑い測定システム / 心身の健康
Research Abstract

本研究の目的は、1.人間の笑いの量を計測するための定量化システムの構築をおこない、2.それを用いて笑いの心身の健康への影響を客観的・定量的に明らかにすることである。最終年度にあたる平成25年度は、笑いの客観的把握とその数量化を果たすため、まず、「横隔膜式笑い測定システム」の精緻化に取り組んだ。笑った際に腹部で取得された筋電図に見出される波形のピークを笑いとして認識することによって、笑いを客観的に把握する方法を構築した。さらに、波形におけるピーク数が笑いの生起頻度としてあらわされることから、これを笑いの数量化の指標として用いることとした。
上記の研究成果をふまえ、笑いが健康に及ぼす効果・影響を明らかにするため、笑いの発生頻度とストレスホルモンとよばれる唾液中コルチゾール値の変遷を比較する計測実験を実施した。結果、笑いによってストレス状態が緩和される効果があるという現象は見出されるものの、多く笑うほどストレス軽減に効果があるという正の相関は得られなかった。
本研究の意義は、人間の笑いを客観的・数量的に把握するための手法を構築したこと、および笑いの数量化の指標を用いて健康指標との対応関係を明らかにするための手法を提示したことの2点に集約される。従来、笑いの心身への影響・効果について言及する際には、その影響・効果があらわれた身体側の医学的指標に関心が寄せられていた。刺激となった笑いそのものの量や強さといった数量的指標が客観的に示されなければ、どれくらいの笑いがどのように身体に影響を与えているのかという関係性を明らかにすることはできない。笑いの数量化・指標化が可能になることで、唾液中コルチゾール値に限らず血中のNK細胞の活性化の度合いなど、従来の研究において医学的指標として用いられてきたものとの比較・検討を重ねていくことで、笑いと健康との関係をより具体的に分析することができるだろう。

Current Status of Research Progress
Reason

25年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

25年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2015-05-28  

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