2012 Fiscal Year Annual Research Report
大学の授業デザイン体系化とFD専門家養成に関する研究
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23300306
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Research Institution | Hakuoh University |
Principal Investigator |
赤堀 侃司 白鴎大学, 教育学部, 教授 (80143626)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | FD研究 / 大学授業改善 / 授業デザイン / 教育方法 / 教育工学 |
Research Abstract |
平成24年度は、以下のような研究を行った。 ①白鴎大学の実際の授業を録画して映像データベースを作った。平成23年度及び平成24年度において約60の授業を録画し、編集した。特に、授業の技法に焦点化しカテゴリーに分類してデータベース化を進めている。 ②平成25年2月にハワイ大学教育学部を訪問し、FDの調査を行った。ハワイ大学教育学部では、全学の教員のFDを統括しているFDセンターで、具体的なワークショップの方法や関連した資料などを収集し、本研究と関連する内容について意見交換を行った。 ③平成25年2月にFD研究会を白鴎大学で開催した。本研究会は、平成23年度に引き続き実施したが、約70名程の参加者を得て、活発な意見交流を行い、各教員の取り組みについて共有することができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ予定通り計画が進行している。
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Strategy for Future Research Activity |
平成25年度 授業DBとFDerの有効性の検証:①授業DBの有効性の検証:授業DBに蓄積された事例を利用して、このDBを利用した教師群の、利用する前と後での授業の変容を、授業評価のアンケートおよびビデオ録画などで、量的・質的に測定する。その結果によって、授業DBの有効性を検証する。②FDerの有効性の検証:授業に対する実践知を蓄えたFDerが、実際に授業改善のコンサルテーションを行い、その有効性を検証する。すなわち、FDerによるアドバイスの前後による、授業の変容過程を、授業評価アンケートおよびビデオ録画によって、量的・質的に測定し、その有効性を検証する。③成果の共有:研究成果について共有するために、研究連携者・研究協力者で会議を開く。シンガポールで、授業参観をして会議を開催する。研究成果を、国内・海外の学会で、発表する。
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Research Products
(3 results)