2013 Fiscal Year Annual Research Report
医療リスク管理政策の国際比較制度分析:アクター理論によるアプローチ
Project/Area Number |
23300315
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
廣野 喜幸 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (90302819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石井 則久 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター, センター長 (50159670)
市野川 容孝 東京大学, 総合文化研究科, 教授 (30277727)
金森 修 東京大学, 教育学研究科, 教授 (90192541)
森 修一 国立感染症研究所, ハンセン病研究センター感染制御部第7室, 室長 (40559522)
山邉 昭則 東京大学, 教養学部, 特任講師 (70533933)
渡邊 日日 東京大学, 総合文化研究科, 准教授 (60345064)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 医療政策 / 科学技術社会論 |
Research Abstract |
本研究プロジェクトは、肝炎、ワクチンなどの裁判紛争等の深刻な社会問題となり、現在も原因究明や被害救済が重要課題となっている「医療リスク管理政策」を対象とし、国際比較の手法に基づいて、その成功と失敗のメカニズムの解明を目指すものである。最終年度の2013年度は、研究の仕上げの年度にあたり、各研究分担者・研究協力者間の情報交流・調整に努めながら、その成果の一部を論文や学会発表の形で発表した。また2012年度から継続して、重要対象者に対するオーラルヒストリー調査を実施した。 まず2013年7月21日に日本公衆衛生協会の北川定謙氏を再度お招きし、日本の医療政策の形成過程に関して、いくつかの事例を踏まえつつ、活発に議論を行った。さらに2012年度に研究班内に発足させたワーキンググループにおいて、本年度はおおよそ月に一回のペースで研究会を開催し、海外の状況との比較検討も視野に入れつつ、日本の医療政策の形成過程における諮問機関・技術系行政官の役割を調査した。その成果に基づき、2013年10月にアメリカ・サンディエゴで開催されたthe 2013 meeting of the Society for Social Studies of Scienceならびに、11月に東京工業大学で開催された科学技術社会論学会第12回年次研究大会にて発表を行った。とりわけ前者の会議において、多くの海外研究者との交流を実施できたことが、本研究課題のテーマである医療政策の国際比較分析を進めていく上で有益であった。 また当研究プロジェクトのウェブサイトの運営を継続し、活動内容の公開および社会的発信に努めた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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