2013 Fiscal Year Annual Research Report
網羅的解析手法を用いた腫瘍及び細胞分化関連miRNAの生命情報学的同定技術の開発
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23300357
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Research Institution | Chuo University |
Principal Investigator |
田口 善弘 中央大学, 理工学部, 教授 (30206932)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ヒストン修飾 / 精子形成 / microRNA |
Outline of Annual Research Achievements |
※精子形成に於いてmicroRNA標的特異的なヒストン修飾が生じていることを示した。 ※具体的には、マウスの精母細胞・精原細胞・精子細胞において、H3K4me1・H3K27me3・H3K4me3・H3K27ac・H3K9acが数十から数百のmicroRNAの標的であるかないかによって有意に増加・あるいは減少していることを本研究プロジェクトで開発したMiRaGE法を用いて見出した。 ※また、人間の精子に於いて、H3K27acとH3K4me1が、同じく数十から数百のmicroRNAの標的であるかないかによって有意に増加・あるいは減少していることを本研究プロジェクトで開発したMiRaGE法を用いて見出した。 ※ヒストン修飾を直接用いるよりも、microRNA標的特異的なヒストン修飾に変換することにより、精母細胞・精原細胞・精子細胞の違いや、H3K4me1・H3K27me3・H3K4me3・H3K27ac・H3K9acの違いを系統的によく表現していることから、microRNA標的特異的なヒストン修飾は精子形成において本質的な役割を果たしていることが期待されることが示唆された。ヒストン修飾は本質的に細胞核内の生物学的なプロセスであることから、通常は転写後発現制御因子として細胞質で機能しているmicroRNAが細胞核内に移動してヒストン修飾を制御していることが示唆されるがこの点を実験生物学的に解明することが今後の研究の目的となる。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)