2013 Fiscal Year Annual Research Report
生物活性天然環状デプシペプチドを基軸とするペプチドミメティクスの創製
Project/Area Number |
23310145
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
土井 隆行 東北大学, 薬学研究科(研究院), 教授 (90212076)
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Project Period (FY) |
2011-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 環状デプシペプチド / ペプチドミメティクス / 化合物ライブラリー / 生物活性天然物 / 固相合成 / 非天然型アミノ酸 / マクロラクタム化 / 立体配座解析 |
Research Abstract |
アプラトキシンAについて溶液中での立体配座を明らかにするため重アセトニトリル中でNMRを測定し,すべてのプロトンをアサインした,プロトン間の結合定数から二面角情報を,ROESY相関の強度からプロトン間の距離情報を得た.これらの情報を拘束条件として分子力場計算により立体配座探索を行い,溶液中の立体配座を明らかにした.この結果はGB/SAモデルを用いたクロロホルム中の立体配座解析を理論計算のみを用いて行った結果とよく一致した. デストラキシンEのトリペプチド部位(Ile-MeVal-MeAla)についてペプチド残基を代えたコンビナトリアルライブラリーを合成し,18種類のアナログを得た。破骨細胞収縮作用を評価した結果,置換基の大きさが生物活性に大きな影響を及ぼすことを明らかにした. ボーベリオライドIIIのホモ二量体アナログおよびヘテロ二量体アナログを合成し,ACATの阻害活性を評価した.その結果すべてのアナログはACAT活性を示すことを明らかにし,ACAT2/ACAT1の選択比が8倍まで向上するアナログを見出した。このことからボーベリオライドIIIの二量体アナログもACAT阻害剤として有用なシーズであることを明らかにした。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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